一時間目 有人宇宙船「神舟11号」無事帰還、広島大学北京研究センター作文スピーチコンテスト
担当:王小燕、斉鵬
news
|
週明けの北京は初雪で始まりました。気温もぐっと下がり、今日(火曜日)気温は0~-8℃。
こんな北京からお送りする番組、前半の「旬な話題」では無事帰還した有人宇宙船「神舟11号」のミッションを振り返ります。後半の「スペシャル・バスケット」は広島大学北京研究センター主催の第11回作文スピーチコンテストの会場で関係者に話を聞きました。
同センターは11月12日、北京にある首都師範大学で「第11回日本語作文スピーチコンテスト」を開催しました。今回は中国国際放送局(CRI)東北アジア・中央アジア地域放送センターが特別後援になり、事前の音声審査を初めて導入しました。
今年のテーマは「米(こめ)」。中国全土の大学から作文を募集したところ、34校約700人の学生から応募がありました。その中から、第一次審査の作文審査を通過した11人が第二次審査の音声審査に進み、ネット投票を含む公開審査を経て、最終的に選出された優秀賞6人が、首都師範大学の講堂でスピーチを披露しました。
このコンテストのため、わざわざ広島からお見えの関係者の皆さんや審査員、主催者代表の同センター佐藤暢治主任教授、受賞した学生さんたちにマイクを向けてみました。一体、「米」という主食を通して何が見えたのか。詳しくは番組をお聞きください。広島からのお二人の和尚さんのお話、しみじみと感じさせるものがありました。ぜひお聞き逃しのないように。
なお、来年の同コンテストは2017年11月18日(土)に開催予定。テーマは「ラジオ、テレビ、インターネット」で検討中ということです。
二時間目 プロの目指すもの~写真家・佐渡多真子さん
聞き手:王小燕
今回のゲストは北京在住フォトグラファーの佐渡多真子さんです。佐渡さんには今年3月8日の番組で、「輝く女性の生き方」という企画でお話いただきました。今回は「プロの目指すもの」と題して、プロの写真家の仕事ぶり、カメラに向き合った時の胸中の思い等にフォーカスしてお話を伺います。
スマートフォンやタブレット端末、デジカメなどの普及などにより、写真をとることが誰でも日常的になっている時代。こうした中で、プロとしての価値がどこに表れるか。撮影に出かける前にどう準備すればよいか、あるいは、雑誌の表紙写真はどのようにして撮られるのか。ひいては、カメラをわが友のようにとらえ、常に一緒に仕事に取り掛かっている写真家にとって、カメラと日ごろ、どのように「対話」しているのか。
「撮りたい人が何を伝えたいのかをはっきりしていなければ、うまく伝えることもできない」、という佐渡さん、これからの目標についてこう話します。
「写真に写っているのは結局、何かしらの自分なのです。自分の内面を高めることをなくして、良い写真を撮るのは難しい。これからは、仕事、そして、自分の小さな生活を通してたおやかで、内面の豊かな人として成長していきたい。カメラマンは、色々な魅力のある被写体をみつけて撮るというのであれば、自分がその魅力が分かるだけの人間性をもっていなければ、それを解釈することも出来ない」
プロの写真家の目指すものは分野にこだわらず、様々なことに通じていることが多い。SNSから集まった皆さんの質問を織り交ぜながら、ここでしか聞けないプロの胸中が聞けます。
【プロフィール】
佐渡多真子(さど・たまこ)さん
北京在住フォトグラファー。中央大学卒業後、(株)日本カラーデザイン研究所を経て広告写真家・中村彰三氏に師事。
1990年、フリーカメラマンとして独立。
1995年~97年、北京大学留学。
1999年~、北京に拠点を移し、中国関連の写真を国内外のメディアに発表している。
北京中芸映像学校・顧問 『幸福(シンフー)?』(集英社)、『ニーハオ!双子のパンダ(日本版)(韓国版) (中国版)』(ポプラ社、)、『パンダフルワールド』(アスペクト)、『子パンダようちえん』(青菁社)、『こぱんだ シールの ココロ』(講談社)、『歳時記・中国雑貨』(木楽舎 原口純子著)など写真作品集多数。
NHKラジオ中国語会話「レベルアップ中国語」テキスト表紙、人民中国・表紙&「美しい中国」、読売新聞・国際版 リレーエッセーなどに写真およびエッセーを連載中。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |