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CRI王庚年局長スピーチ:「共鳴から、共栄へ」(4)

2016-04-29 16:06:17     cri    

 二つ目は、中日韓協力国際フォーラムが、お互いの学びのプラットフォームとなってほしいという願いです。

 中国には、「一个好漢三个帮(一人の好漢には三人の助けあり)」、「衆人拾柴火焰高(みんなで柴木を集めれば、炎が激しく燃える)」ということわざがあります。いずれも協力共栄の重要性を強調する教えであります。われわれは人的往来を促進し、長期的効果に配慮した体制を確立することで、情報の共有を拡大し、異なる文明の交流と対話を推進し、競いあいながらも互いの長所から学び、交流と学習を通じた共同発展の道を探って行くべきです。CRIは自らの多言語、多種類の発信プラットフォームやメディア資源を皆様に提供し、皆様と全方位協力を行いたいと考えておりますし、皆様がCRIに見学・交流にいらっしゃることをお待ちしております。

 三つ目の願いは、今回のフォーラムが新しい協力体制の確立や、共同プロジェクトの発足につながるきっかけとなってほしいという願いです。

 中日韓協力国際フォーラムは、パブリック・ディプロマシーが活発に発展する中で発足し、3カ国に密接な交流とコンタクトを行う場を提供してくれました。私は、今後、フォーラムが3カ国の協調発展を促す有効な触媒になるであろうことを信じておりますし、このプラットフォーム上で、より多くの具体的なプロジェクトが実施されることで、外交と政治関係のポジティブな発展を後押しし、さらに前進させていく原動力や体制となっていくことを願っております。

 今回のフォーラムに出席されているご来賓の皆様の中には、メディアや出版界及び文化産業に携わり、かつそれぞれの業界でリーダー格的存在を務められている方を沢山お見受けします。私は、映像・マスメディア・出版・イベントなどの分野における共同プロジェクトを発足させ、常設機関の設立や、人的往来の恒常化によって、プロジェクトを固定化し、それぞれの国の人々にフォーラムの具体的な成果を見せていくべきだと考えております。そして、この交流の場を、理論的意義と実質的成果のあるウィンウィンのプラットフォームとして育て上げ、独自のブランド価値を育んでいってほしいと願っております。

 75年の歴史を持つメディアとして、我々CRIは、日本と韓国の同業の皆様とともに、3カ国の歴史ある文化を伝承し、かつ、アジアのメディアの国際的影響力を向上させ、協力共栄の道を切り開く責任を背負っていることを、私個人、ひしひしと感じております。同時に、ご在席の皆様とともに、3カ国のメディア同士の協力を促進し、3カ国の国民同士の友好往来に更なる貢献をして参りたいと、心から願う次第です。

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