20日間の長い旅を経て、丸山さんと撮影班はようやく遼寧省の葫蘆島市に到着。「なんて美しい海浜都市だ!300万人も住んでいるそうだね、小さくないね。」葫蘆島市に入った丸山さんはこう言った。
葫蘆島は捕虜が日本に送還された港湾であり、丸山さんにとって中国生活の終着駅でもあった。丸山さんは「二ヶ月ちょっとでハルビンから葫蘆島に来るのは子供にとって困難な道のりだった。『流浪生活はもう終わりだ!帰国できる!』としか考えられなかった」と話してくれた。葫蘆島に着いてからは毎日駅と港湾を往復するだけ、11歳の丸山少年はこの都市の様子を見ていない。
70年後の今日、自ら進んでこの都市に戻り、感謝の気持ちでこの都市と再会した。山に立ち、あのとき日本に向けて出発した海域を眺め、友にあの頃の話をする。二人の話したり笑ったりする姿とともに、このチャリ旅は終止符を打った。
チャリ旅が終わり、今回の撮影も終わった!丸山さんと一緒に歩くことで、振り返るに忍びない歴史を振り返らせてくれて、恩返しの心を持つ日本の友人の善良さを感じさせてくれた。丸山さんの魅力は撮影班に影響を与え、我々は共に真の中日友好の一ページを記したのだ。
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