5月18日 晴れのち曇り 15.2〜25.4℃
昨日(18日)は東京都薬用植物園に行ってきました。目的は「ケシ」です。
「ヒマラヤの青いケシ」は当然見たいですが、当園では毎年5月はじめの3週間ほどの間、ケシ栽培区を囲む二重の柵のうち外側の柵を開放して、ふだ んより近い場所から観察できるようにしています。また、二重柵の中に入っての観察が、説明員と監視員付きですができるのです。
ヒマラヤの青いケシは完全なシーズニングのもとで栽培されています。写真を撮るときに分かりますが「ヒマラヤの風(?)」が絶えず吹いていて、花 が揺れています。
ガラス越しには撮ることができます。今回撮ったのは去年に比べて色が浅い感じです。
ケシ栽培区へいってみましょう。
外側の囲いは開放されています。その前にはパネル展示がありました。
中の囲いの中では説明会が行われ、次を待つ人もいます。説明会の間でも出入り口には鍵がかけられています。
近づいてみると「あへん法」による栽培禁止のケシたちが、まだ少し花を残していました。「さく果」が大きいですね。
手前の白っぽい花は花弁が細く切れる八重咲きの園芸種のケシ(ソムニフェルム種)です。園芸種といえば栽培可能と思われそうですが、栽培は禁止で す。
ではここでお勉強です。
不正なケシと植えてもよいケシの見分け方は?
●不正なケシは葉や茎にほとんど剛毛がないのに対し、植えてもよいケシは葉や茎に剛毛が多い。
●不正なケシの葉には葉柄がなく、茎を抱いているのに対し、植えてもよいケシの葉は茎を抱かない。
●不正なケシの葉の切れ込みは比較的浅いのに対し、 植えてもよいケシの葉は羽状に深裂する。
分かりましたか。
植えてもよいケシを見に行きましょう。
「オリエンタルポピー」には3種の色がありました。わりと大ぶりな花です。1種類はすでに花が終わっていました。
丘の上ヒナゲシの花が〜〜。おなじみ「ヒナゲシ」です。同じようですが「モンツキヒナゲシ」もあります。
「アイスランドポピー」は中型で3種の色がありました。
「チューリップポピー」に「シャーレーポピー」です。ケシには赤が多いですね。
「ハナビシソウ」といってもやはりケシ科植物です。ほぼ咲き終わった白花もありました。シベの形がほかのケシとは違っているようです。
大勢のボランティア活動が綺麗な花を提供してくださるのでしょう。感謝感謝です。
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