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5月1日・亀戸天神社藤まつり

2015-05-07 20:29:11     cri    

5月1日 晴れ 14.5〜27.5℃

 亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)では、4月の下旬から、境内に100株以上ある藤の花が一斉に咲き始め、毎年「藤まつり」で賑わ いを見せます。
 5月1日、藤見物に行ってきました。少し遅かったようですがそれでもまだ "東京一の藤の名所" と呼ばれるだけのことはありました。
 日照りはきつかったですが、藤棚の下には心字池が静かに広がり、ときおり吹く風に花の房が揺れる様は美しく、しばし楽しんできまし た。
 亀戸天神社は、古くは本社にあたる「九州太宰府天満宮」に対して東の宰府として「東宰府天満宮」あるいは「亀戸宰府天満宮」と称され ていましたが、明治6年に東京府社となってからは「亀戸神社」、そして昭和11年に現在の「亀戸天神社」と称されるようになったとい うことです。

 亀戸天神は、JR亀戸駅から歩いて15分ほどのところにあります。JRの駅員や「出張 まちあるき 案内所」の人達は道順の説明に大童でした。
 下町そのものの商店街には「藤まつり」の旗が飾られていて雰囲気を盛り上げていました。また大通りから正面入り口の鳥居までの道の両側も露店がいっぱいでした。

 真っ赤な太鼓橋に藤の花の薄むらさきがよく似合います。その先にはスカイツリーが見えました。

 この美しい藤の花は江戸時代に植えられ、江戸の名所として五代将軍綱吉公、八代吉宗公が訪れたという記録があり、また多くの浮世絵な どの題材にもなっているという、由緒ある藤でもあるのですね。ちなみに、歌川広重の浮世絵に描かれていたのは、江戸百景にある亀戸天神の藤です。

 太鼓橋の先は藤棚からこぼれるように咲いています。人もいっぱいです。甘い香りをただよわせていました。

 アオサギ君が顔を掻いています。「今日も大勢来るなぁ」なんてつぶやいているのかもしれません。去年も居ましたから、きっと住み着い ているのでしょう。
 今日の花便りは藤一色になるかとおもいきや、クロバナロウバイも池の脇に見ることができました。
 亀戸だから「カメ」でもないでしょうが、カメ君たちが甲羅干しをしています。

 池の周りを一巡り、藤の花をお楽しみください。

 藤の花に太鼓橋。歩道のタイル模様と同じです。

 おみくじが結んであります。凶を引いたのですね。
 「凶のおみくじを、利き腕と反対の手で結べば吉に転じる」という言い伝えがあるそうです。人間って、弱いのでしょうね。

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