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<ライフマガジン>
中国では、夫婦の一方が一人っ子の場合、2人目の子供の出産が認められる「単独二孩(2人目の子供の出産)」政策が実施されて1年以上が経ちました。「2人目を産むか」というのは新鮮な話題ではなくなっています。しかし、就職活動中の女性は、「2人目を産む予定はあるのか」と聞かれることが多く、不快な思いをしている女性も少なくないようです。「ライフマガジン」の話題は、就職と出産に悩まされる中国のキャリアウーマンに迫ります。
<北京暮らし・北京の町巡り>
<北京暮らし>のシリーズコラム「北京の町巡り」でご紹介していきたいと思います。今回ご紹介するのは、古き良き北京の町・「西四」です。<北京の町巡り>には、古い町並み、いわゆる「老北京・古い北京」の風貌は欠かせません。今回ご紹介するのは、北京近郊のハイテク産業の衛星都市「亦荘」です。
「遺跡」の「跡」の右部分の「亦」という字に、「別荘」の「荘」と書く「亦荘」は、北京市の南東部の大興区にあります。天津・上海方面に向かう北京東南郊外の高速道路「京瀘高速道路」の起点の両側、都市環状線「五環路」と「六環路」の間に位置し、天安門広場から20キロ離れています。町の面積は約195平方キロで、居住人口は5、6万人です。北京経済技術開発区(BDA)は「亦荘」という町にありますので、北京近郊のハイテク産業の衛星都市とも呼ばれています。1994年8月、北京市でただ1つの国家レベルの経済技術開発区が「亦荘」に誕生しました。そして、1999年1月、その経済技術開発区は「中関村科学技術園亦荘区」と名付けられ、国家レベル経済技術開発区としてだけでなく国家ハイテク産業区としての優遇政策も同時に受けられ、北京で国際的な新しい管理システムを実行する独特な経済区という存在になっています。
開発区には40余りの国と地区からの投資を募り、1000社以上の企業が進出しています。そのうち、世界トップ500社にノミネートされている企業が50社あります。電子情報と通信技術、電子機械、バイオテクノロジーと製薬、新材料と新エネルギーおよびソフトウエアなど五大産業グループが形成され、研究機構、インキュベーターおよび生産型企業など一連の産業チェーンができています。2002年10月、北京市人民政府の許可を経て、経済技術開発区の企画面積は42万キロメートルまで拡大され、周辺と合わせて195キロメートルに及ぶ範囲が「亦荘衛星町」と決められ、北京市の重要なハイテク産業基地に指定されました。工業団地のほか、ユーティリティエリアや国際会議センター、ゴルフ場、スポーツセンター、レクリエーションセンター、学校、病院、ホテル、レストランなどの公共施設や生活施設が完備され、国際企業文化パーク、大型ショッピングセンターなども建設されています。
教育面では、2001年に北京の名門学校である「北京第二中学校」と「史家胡同小学校」が合併して設立された開発区実験学校が開校し、他にもシンガポールと合併して建てられた国際管理専門学院、中国最高レベルのサーカス芸術学校「国際芸術学校」などが建設され、現地住民や開発区の企業のために各種の人材育成が進められています。また、企業と住民に最適な医療サービスを提供するため、北京の有名な同仁医院と協力し、建築面積7万平米を誇る「北京市同仁医院開発区分院」が建設されました。経済と環境の持続的な発展を図るため、町の自然環境は非常に良く整備されていて、緑化率はなんと46%に達しています。また、町では、中華、西洋料理のレストランが沢山あり、企業に出前のサービスを提供する飲食店が特に多くあります。亦荘へのアクセスは、地下鉄5号線の延長線である「亦荘線」に乗って「亦荘橋」駅、もしくは「亦荘文化園」駅で降りれば着きます。
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