取材3日目は、朝から快晴。ただし風が強くて、肌寒く感じるほど。午前は今回の洛陽取材の一番の目的、牡丹の撮影に中国国花園にでかけました。牡丹文化フェスティバルが開かれている洛陽市内には、王城公園、国際牡丹園など牡丹が楽しめる場所が数多くありますが、その中でも最大規模と言われているのが「中国国花園」です。50万本を超える牡丹が早咲き、中咲き、遅咲きがそれぞれ三分の一ずつ植えられています。白居易の『牡丹芳』で、「花開き花落つ二十日」と詠われていますが、早咲き、中咲き、遅咲きがそれぞれ20日ずつ咲いて計60日、約2か月間牡丹が楽しめる場所です。
園内に入るとすぐに電気カートが何台も待機していて、この園の広さを伝えてくれます。
お土産や飲食の店が並ぶ直線の道を200メートルほど進んで小道に入ると牡丹園。早咲きの牡丹がちょうど満開で、まさに色とりどり、形さまざまな牡丹の花が私たちを迎えてくれます。
この他にも個性的な花がたくさんありますので、関連写真でご覧下さい。
あの花もこの花も魅力的で、次々とシャッターを押してしまいます。周りを見ると皆同じように写真を撮っているのですが、一時期流行った一眼レフのカメラは今や少数派でスマートホンなどの携帯電話や携帯端末での撮影が主流です。更に最近は自撮り棒の使用率も高まっています。園内でも売られていて20元(約400円)が相場のようです。
牡丹の扇子は30元~50元(約600円~1000円)で売られていました。
花だけでなく、こういった露天商の人もかなりいて、花見と言うよりお祭りと言った感じでした。牡丹の花以外に見つけたのは、露天商だけではありません。園内には桜の木もけっこう植えられていて、こちらも今がちょうど見ごろでした。中国の国花と言われる牡丹、日本を代表する桜。華やかな花、柔らかい緑の葉、目線を下げて楽しむ牡丹、楚々とした花、茶色がかった緑の葉、目線を上げて見る桜。較べてみるとけっこう対照的です。それが春の日差しの中、一緒に咲き誇る姿は美しく、微笑ましいものでした。
(keiko&sui)
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