調布市野草園 4月9日 曇りのち晴れ 3.5~9.9℃(調布市)
今日(4月9日)のもう一つの目当ては野草園のオカダソウです。
カタクリが終わるころに見られる、と、野草園の方から聞いていました。いいタイミングでないことは分かっていますが、もしかすると見ることがで きるかもしれない。そんな思いで野川公園から約5.5km、25分ほどを走ることにしました。
野草園に入る最後の角を曲がったその時、黄金色の大きな木が現れました。葉も花も金ピカに輝いています。葉緑素を失ったのではないか? 一瞬そ う思いました。しかしこれはオウゴンガシワでした。こんな木があるのですね。
野草園は湧水の小川が出迎えてくれます。ほかのどの川を見るよりも安堵できるのはなぜでしょう。サクラの花筏ができていました。
オカダソウを見に行きましたがカタクリコーナーはすでに花が終わって鍵がかかっていて入れません。目を凝らして見ると木の根元などにいくつかの 花が見えました。フェンスにレンズをくっつけての撮影です。あまりよく撮れませんでした。
鉢植えのイワヤツデは葉の形がヤツデに似ていました。常に水温が15〜16℃の関係で早くも咲いているキショウブは小川の水辺です。
ヤエムグラが2mmにも満たない小さな花をつけています。
百人一首に
八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり と詠まれている「八重むぐら」は、秋に繁茂する「カナムグラ」で、このヤエムグラではありません。
野川公園で撮ったヨツバムグラも同じぐらい小さな花です。
珍しくカントウタンポポがありました。総苞外片は開花しても反り返らないのが帰化のセイヨウタンポポやアカミタンポポとのちがいです。ムラサキ ケマン、キケマンそしておなじみ、カラスノエンドウも咲いていました。
知らぬ間に4時の閉園時刻です。空模様が怪しく、気温も下がってきました。野川沿いの遊歩道を帰るとシラサギも飛び立ってねぐらに帰るのでしょ うか。
次回はスミレをレポートしようと思って、腕に撚りをかけているところです。実現できるでしょうか、お楽しみに。
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