道辺の花たち 4月6日 曇り 8.5〜22.6℃(府中市)
薬用植物園へは府中市から国分寺市→小平市→ふたたび国分寺市→立川市→ふたたび小平市と、市と市の境を行きます。距離は約10kmです。植物 園は西武鉄道の東大和市駅に沿った形で小平市にあります。そして駅は小平市と東大和市にまたがっています。
そんなことはどうでもいいのですが、今日(6日)はできるだけサクラは撮らないで、日ごろ馴染んでいる花や、珍しい花を目差すつもりで出発しま した。
まず100メートルも行かないところでヒメオドリコソウです。その近くにはカロライナジャスミン、ザイフリボクそして花期も終わりのミモザがあ りました。
毎年遅咲きのシダレザクラ、ヤエザクラ、白花の大きなサクラが次に現れます。サクラは塀の中で、ゼニアオイは塀につくように咲いていました。そ して車道脇にはノボロギクが綿毛を出しています。"ノボロギク" 気の毒な名前ですね。
スーパーマーケットを過ぎて国分寺市の通称 "花街道" では、もう終わりかけのシャクナゲです。足もとにはコハコベが。ハコベには種類がいろいろあって好きな草なので、集めてみたいと思っています。
子供の遊び場とゲートボール場を越すと武蔵国分寺遺跡の広場に出ます。サクラが何十本も植えられていて花吹雪でした。
国分寺山門を右に見て向かい側が広大な遺跡になっています。まだ若いヤエベニシダレが満開なのでついシャッターを切ってしまいました。ソメイヨ シノの下でお弁当を開いている人達がいます。日ざしがなく5月の陽気ですから気持ちいいでしょうね。大通りに出るとマンション群の南の土手にナノ ハナが満開でした。
あとは狭い歩道を行きます。こんなに狭いのですよ。その狭い歩道の脇にもヤエヤマブキが、また、咲き終わっていると思っていたモクレンも見頃で 残っていてくれました。
ヤエヤマブキでは、胸がキュンとする思い出があります。小学校5年の学芸会で太田道灌が急な雨に あって、雨具を貸してくれないかと立ち寄ったところ、娘が「七重八重花は咲けどもヤマブキの・・・」というわけです。その頃すでにヤエヤマブ キは実をつけないことを知っていた爺爺は「実の(蓑)ひとつだになきぞかなしき」のセリフに完全にノックアウト! でした。あの時の娘役は今 どうしているのでしょうか。
言い忘れるところでした。途中に「ホテルブレッド」の看板が見えたので、お昼は中華や蕎麦が多い爺爺が、HOTEL BREAD につられて(?)パンを食べてしまったのでした。
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