伝法院 4月2日 晴れ 7.1〜16.7℃
4月1日のNHKテレビで、浅草寺の本坊「伝法院」のシダレザクラが取りあげられていました。
2日は晴れ。朝早めに出かけました。テレビ放映されるときまって混み合います。
雷門の前は記念撮影する観光客でごった返し、仲見世も裏通りも旅行者・見物客で身動きが取れないほど混んでいました。
浅草寺本堂で左に折れると伝法院があります。
絵馬堂はスルーして右手から庭園に出ました。
庭園は、仲見世の混雑はどこへやら、静かな佇まいをみせています。茶室の天祐庵を右に見ながら小さな橋を渡ります。
と、そこはもうシダレザクラのシャワーのようでした。どの人もみんなシャッターを切るのに懸命です。スマホの人もプロ級カメラの人もアングルを 探して右往左往していました。当然爺爺も懸命です。
夜になって分かったのですが、北京放送(CRI 中国国際放送)の熱心なリスナー T さんも午後に行かれたそうで、サクラの写真を送ってくださいました。チャッカリ拝借して使わせていただきました。
サクラと取っ組み合いのあとは池の向こう側から景色を楽しみます。が、その前に大書院を拝観しましょう。案内のプレートには次のように書かれて います。
大書院
明治35年(1902)に再建された。浅草寺本坊伝法院の書院の一つで、上の間・中の間・下の間に分かれる。
江戸時代の浅草寺は、上野寛永寺の法親王様のご兼帯寺であり、ご來寺の際には大書院にてご休憩なされ、庭園の風情を楽しまれた。
池を巡る細道を一列で進みます。東京で唯一ここだけがバックにビルが写らない、昔のままの景色が楽しめるところだそうです。大書院を正面に見た とき、残念ながら平成の怪物(?)が邪魔しますね。
出口に近づいてきました。水面に映るサクラを惜しみながら退去しました。
出口には昔ながらの苆(すさ)が入った土壁がありました。爺爺の子供のころと同じ壁の造りです。藁を刻んで粘土質の土に練り込んだのを思い出し ます。懐かしい壁に出会えて、さらにいい日になりました。
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