城壁に囲まれた街
西安の城壁は、ほぼ完全に残っている、中国で最も保存状態の良い古代の城壁として知られています。唐の時代、西安は長安と呼ばれていました。その当時、中国の各文化はシルクロードを通って世界へと伝えられていました。
この城壁は、その頃の長安城を元に、明の時代にかけて築かれたものです。城壁は、全長13.74キロ、高さ約12メートル、上部の広さは約15メートルで、中身は土、表面はレンガです。城壁の中では、300万人あまりの人々が生活しているといいます。
中から見た城壁
南門から城壁に上る
南門、北門、西門、和平門、文昌門などから城壁に上ることができますが、私たちは南門から上に登ってみました。すると、城壁の上ではレンタサイクルが。ニ時間で一周できるそうです。レンタル代は、二時間で一人乗りが45元(850円相当)、二人乗りが90元(1700円相当)。城壁の上はとても広々としていて、小雨の中でも自転車をレンタルして走らせている人々が多くいました。他にも、お土産を売る売店やお手洗いもあり、きれいに整備されていました。それもそのはず、城壁は、ここ数年の間にも観光客向けに整備が進んでいるようです。ガイドさんによると、日本人の観光客もとても多いといいます。観光業をいかに重視しているかが目に見えるようでした。
レンタサイクルの様子
城壁を見ると「心があったかくなる」
今日はお休みの日ということで観光客でいっぱいですが、普段はどうなのでしょうか。城壁のガイドさんに聞いてみると、「平日も人出は多く、市民で毎日散歩に来る人は多い」とのこと。西安出身ということで「西安人にとっての城壁とは?」という質問を投げかけてみました。彼は「中国にとっての貴重な遺産です」とガイドとしての模範解答を誇らしげに言った後、少し顔を緩め微笑みを浮かべながら「城壁を見ると、なんだか安心してあったかい気持ちになる」とつぶやきました。西安の人は、城壁を見てふるさとを感じるのでしょうか。(林)
城壁の上は、眺めも良くて散歩に適していそう
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