今日は高尾山へ行ってきました。
高尾山に桜ではない桜「フサザクラ」があります。フサザクラには花びらがありません。暗褐色に見えているのはオシベの柄の先についた大型の花粉袋です。この花が房状に咲くのでフサザクラというのだそうです。また、葉がクワに似て渓流沿いに生えることから「タニグワ」「サワグワ」の別名で呼 ばれることもあります。夏に葉を乾燥して、健康茶として飲用します。血圧降下作用や抗菌作用があるのですね。
下の花はすでに花粉袋がなくなって、オシベの柄だけが残っています。
フサザクラは枝が細くて長く、風の影響を受けやすいため、谷間の風が強くなる前に写真を撮りたくて、始発(8時発)のケーブルカーで高尾山駅まで のぼりました。
1号路を行って浄心門からは4号路に入ります。
フサザクラはつり橋コースとも呼ばれる4号路にあります。
つり橋の名前は「みやま橋」ですが、その名を知る人は少ないと思います。フサザクラはその橋の下に数本植わっています。
谷間なので光の具合が思わしくなく、しばらく時間を費やしました。帰ってみたものの相変わらずで、風も吹きはじめていましたから撮ることにしまし た。
時間を費やしている間に出会った花たちです。
アオキは高尾山に非常に多く生えています。これから咲く花と赤くなった実です。
危うく見過ごすところでした。ヤブレガサも顔をのぞかせていました。
珍しくひと株だけカントウミヤマカタバミが咲いていました。これからがシーズンになります。 淘気爺爺はミヤマカタバミが大好きなんです。
淘気爺爺が高尾山で出会う人はたいてい「素敵なヤマガール」なのですが、今日は「素敵なヤマボーイ」でした。その方からスミレがたくさん咲いてい るところを教わりましたが、帰ってする仕事が待っていましたので、すこしだけ撮って帰宅したのはお昼過ぎでした。今日は寒かったです。
淘气爷爷
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