武漢大学に咲く桜(資料写真)
中国国内での桜の花見客は2014年、1億2300万人に達し、花見によりもたらされた観光産業の売上は152億元に達しています。花見客の人数は国内の観光者総数の3%を占め、観光収入は総収入の千分の4に達したとされています。中華全国帰国華僑聯合会(僑聯)副主席でもある、全国政治協商会議の王栄宝委員が「南方都市報」に明かしたものです。
16日付の「南方都市報」によりますと、王委員はこれまで3年続けて、政協会議に「桜の関連産業の発展を重視せよ」という内容の提案を出しています。「桜は中国に起源をもつ樹木で、漢と唐の時代には盛んに観賞されたが、清の末期になると衰退した。このような歴史があまり知られていないことは残念だ」と、王委員は提案に込めた思いを語りました。
王委員によりますと、2014年に武漢を訪れた桜の花見客は延べ200万人、上海では延べ100万人に達しており、春の花見観光において、桜が紛れもなく集客効果の最も大きい花だということです。また、桜の苗木の栽培と販売も年を追うごとに拡大しており、関係筋の明かした数字によりますと、向こう10年、中国の桜の苗木市場は500億元の売り上げに膨らむだろうと見られています。(Yan、林)
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