撮影日：3月11日

撮影地：裏高尾

　高尾山の北約1.6km、裏高尾の沢へ降りる斜面数メートルの間にアズキ粒と表現したくなるような小さな花が群生しています。ハナネコノメです。

　10年近く前にハナネコノメを知りました。初めて見たときは感動というよりも、その小ささに驚いたものです。いちど撮ればいいようなものですが、 スッカリ魅了させられてしまったようで、毎年必ず見に行きます。

　この沢の上には「コチャルメル」も見られたのですが、何しろ大勢が訪れますので、小さくて目立たない草ですから踏まれてしまったのかもしれませ ん。

　危機に瀕しているハナネコノメもいます。スゲの類がハナネコノメに襲いかかっていました。中央の白線で囲った部分にわずか生息しています。スゲ類 の繁殖だけではなく川の流れも変わった気がします。

　5〜6年前まではわりとたくさん見られたのですが、残念です。

　今年は気合いが入ったせいか、いつになくいい写真が撮れたように思います ＼(^O^)／

　それにしても、関東大震災の日に写真に現を抜かしていていいのだろうかと、心にかかりながらの撮影行でした。