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世界平和フォーラム、TAMでの子どもアート展
担当:高橋恵子、王小燕
日本群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」のユネスコ世界遺産登録、おめでとうございます。カタールで開かれていたユネスコの世界遺産委員会の会議で、中国の大運河、中国、カザフスタン、キルギスの3国が共同申請した「シルクロード」もこれに続いて登録されました。
なかでも、複数の国を跨ぐ通商路である「シルクロード」の共同申請と登録の意味を高く評価したいと思います。これを機に、国という単位ではなく、文明が伝播されてき本来のグローバルにものごとをとらえる姿勢が広まっていけばいいなと願っています。
さて、今週の番組前半では先週の土日、北京で開かれた「第3回世界平和フォーラム」での取材の様子をお送りします。主催は清華大学当代国際関係研究院。中国で民間組織により主導される唯一のハイレベル安全保障フォーラムとして2012年に発足。今回のテーマは「共同安全への追求:平和、相互信頼、責任」。日本の鳩山由紀夫元首相が招きに応じ、3回目のフォーラムに出席し、講演しました。中日関係は中米、中ロ関係と共に今回フォーラムの焦点になっていますが、参加者たちからどのような提案があったのか。どうぞ番組をお聞きください。
後半の「スペシャルバスケット」は北京の商業中心CBDにある複合施設「建外SOHO」のタウンアートミュージアム(TAM)で、27日まで開催されている子どもアート展「ビンの中の都市、 ボックスの中の環境」をご紹介します。
今回は北京と山西省太原市にある子ども向け美術学校の協力を得て開催されています。子供たちが自由に発想した未来都市や、都市の環境問題や汚染について考えたことをアート作品の形で表現されています。作品の様子と共に、企画発案者で会場を提供したTAMのキューレター・黄珊さん、太原市小雨児童実践芸術教育学校の小雨先生、北京にある芸術猫当代芸術教育学校の郭郭先生にそれぞれお話を伺いました。
左から黄珊さん、小雨さん、郭さん
豊かになってきた中国の都市部では、その後の入試に有利かどうかではなく、子供たちの自由な発想を伸ばしたり、クリエイティブに人生を送ったりする上で役立つ教育をさせたいと思う親が増えています。中国の子ども向け芸術教育の将来はどうなるのか。現場で頑張っている先生たちに聞きました。詳しくはどうぞ番組をお聞きください。
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