1972年に中日国交正常化の実現を記念し、当時の田中角栄首相が中国の周恩来首相に大山桜1000本を寄贈しました。この中の800本余りが北京に残され、玉淵潭、植物園、陶然亭など市内の主要公園に植えられました。しかし丁寧な手入れにも関らず、気候や土の性質の違いにより、大部分の苗が枯れてしまいました。

　残り約200本のうち、約100本は周恩来元首相がかつて住んでいた南京の梅園新村に、また50本ほどが同様にかつて住んでいた武漢大学にそれぞれ寄贈されました。