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三時間目 ライフマガジン(急成長の中国映画市場)
担当:王穎穎 大野清司
9月22日、世界最大級規模の映画スタジオ・東方影都(オリエンタル・ムービー・メトロポリス)の起工を祝うセレモニーが中国山東省青島市で行われ、米俳優レオナルド・ディカプリオはじめ、ニコール・キッドマンやキャサリン・ゼダ=ジョーンズ、ユアン・マクレガーといったハリウッドスターが出席。まさに世紀の祭典となりました。
東方影都は、中国の大手コングロマリット・万達集団が投資し建設する映画スタジオ。広大な敷地の中に、映画産業区や大型ホール、ホテルや娯楽施設などが作られる。2016年6月に第1期工事が完成し、2017年に正式開業予定。「東方のハリウッド」と銘打ち、2016年9月からは青島国際映画祭も開催する予定です。
万達集団といえば、元は大連に始まったデベロッパーですが、映画館を中心にショッピングモールやオフィスビル、高級ホテルなどを組み合わせて巨大な施設を中国各地に建設しています。アメリカのシネコンチェーンも買収して話題になりました。
今年上半期の中国映画市場の勢いはすさまじく、上半期の全国映画興行収入は6月末の時点で109億元(約1700億円)に達し、前年同期の80億7000万元から大幅に増加しました。上半期には興収1億元(約16億円)を突破した映画が計26本、ハリウッド映画13本、中国語映画13本となっています。国産映画の興収は計約65億元で、全体の60%以上を占めており、海外映画との競争の中で優勢を保っています。(王穎穎)
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