訳者・田原さんと
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聞き手:王小燕
先週に続いて、今週も詩人・谷川俊太郎さんと谷川詩の中国語翻訳者で詩人の田原さんのインタビューの続きです。
「詩」とは何か、「死」をどう見つめているのか、人生の中で「一番大事なもの」と谷川さんが言った「愛」などいくつかのキーワードをめぐり、北京で開かれた交流会の様子もピックアップしてご紹介します。
CRIでの番組収録
「ぼくの詩は別にテーマというわけじゃなく、誰でも感じていることを書いているだけです」
詩に「意味」を求めることに真正面から抵抗を示す谷川さんは、「基本的に、ぼくは言葉があまり好きではない。黙っているのが好きです」というような聞く人が驚く発言を続けていました。さらに、このような例え話も、
「詩は個人の思いを伝えるものではないと僕は考えている。ぼくが相手にしているのは、日本語の総体であるという意識がすごく強いんですね。その日本語の総体から、自分という一種の植物の茎みたいな存在を通して、言葉が上がってくると。その言葉がちょっと花みたいになったり、実ったり、例えていうとね。そういう風にできているものが詩だという気がしているんですね。自然の花に意味がないように、詩というのも、自然の花と同じような美しさで人を感動させたいというのが理想なんですよね」
北京市内で行われた交流会の会場
これまでに2000作あまりの詩を書き残した谷川俊太郎さんの詩論のほか、谷川詩が中国で人気を得た背景などについて、谷川詩の研究者としても知られる田原さんの分析をお聞きください。
エンディングでは、谷川さんご本人と交流会に出席した中国人ファンたちによる詩の朗読もお聞きいただけます。
ぜひ最後までお付き合いお願いします。
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