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河北省取材2日目

2013-08-28 11:17:47     cri    

 午後は、いよいよ100万年以上前の人類遺跡・泥河湾遺跡の訪問です。


泥河湾遺跡群の一つ小長梁遺跡

 どんなところに行くんだろう?とワクワクしていたら、いきなりだだっ広い渓谷を見下ろす丘に案内されました。泥河湾遺跡群の1つ・小長梁遺跡だと言いますが、う~ん、ここのどこに遺跡があるんだ?と呆然としましたが、とりあえず谷間に下りていく道があったので下っていくことにしました。そのうち地元の人たちも合流して、さらに下ったちょっとした崖のようなところであっさり、「136万年前の化石と石器が出たところです」と言われて何だか拍子抜けしました。1978年に動物の骨の化石や石器が見つかったそうですが、ここで!この足下でと思うと、何とも不思議な気がしました。


136万年前の化石と石器が出た現場で地層を指さす地元研究者の成勝泉さん

 案内してくれた地元の研究者・成勝泉さんが向かいの谷を指して、淡々と「あっちは100万年前の遺跡」とか言うのを聞いていると、確かにここはすごい所なんだなと思いました。一瞬のうちに136万年の時空を超えて…とは行きませんが、じっと目を閉じればここをマンモスや動物たちが駆け回り、それを原始人たちが狩る光景が出てきそうです。


今年6月にオープンしたばかりの泥河湾博物館

 そうした光景を再現して分かりやすく解説しているのが、次の訪問地・陽原の県城に今年6月にオープンしたばかりの泥河湾博物館です。

 そもそもなぜこの泥河湾一帯に何百年万前の遺跡がたくさんあるのか。その頃、このあたりには巨大な湖があり周辺にはたくさんの動物とそれを追う人間が住んでいました。気候の変化で湖が拡張と縮小をくり返しその間に周辺の動物の化石や石器が残されたのだそうです。湖の再現図では世界遺産の雲岡石窟で有名な大同の名も見えます。


数百万年前にあった巨大な湖 大同の名も見える

 この泥河湾で現在見つかっている最古の遺跡は170万年から200万年前とされる馬圏溝遺跡です。2001年にここで動物の化石とともに石器が発見されて世界を驚かせました。これは現在、アフリカで発見されている以外では最も古い石器で、アフリカで誕生した人類がかなり早くアジア大陸の東まで来ていたことが分かりました。


馬圏溝遺跡で発掘された象牙の化石


馬圏溝遺跡で発掘された石器

 今日の旅は、3代の伝統を引き継ぐという数十年前の話から、数百年前の古鎮に思いをはせ、等々最後には200万年前の光景まで目に浮かべました。時間だけでなく、空間的にもスケールの大きい話で何となく気持ちが大きくなった一日でした。(文:大野、写真:李陽)


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