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担当:王小燕、志摩悦二郎、王穎穎
中国人の家庭では電化革命がじわじわと進んでいます。最近、国産の丸形ロボット掃除機が千元台もしくはそれ以下に下がり、オンラインショッピングの人気品目の一つとなっています。果たして実際に使ってみての感想は?
今週の番組です。各地の話題は、日本人バイオリニスト五嶋みどり(中国語表示:宓多里)の北京交響楽団との共演の様子を紹介します。続いては、中国の児童の栄養状態の現状です。なんと、都会ではバランスのとれた栄養摂取状況にある児童が全体の6割にも満たないようです。一方、国の資金提供による貧困地区の乳幼児(6か月~18か月)向けの離乳食パッケージの提供プロジェクトは大きな成果を挙げています。
後半の【キーワードチャイナ】は、中国の農業が直面している深刻な「白い汚染」の問題を取り上げます。1980年代初頭、日本人技術者の指導の下で中国全土に広まった農業フィルム(「地膜」)は、農業の増産に大きく貢献しました。が、原価低減のため、国家基準が厚さわずか8ミクロンという超薄型のフィルムが中国で主流を占めています。回収率が低い、使い終わると破れてしまう、分解できないため、農地の中に残留してしまう。こうした問題を抱えたフィルムの破片で、土壌の性質が変わり、農作物の芽生え、根付きと成長に悪い影響を与え、農業フィルムが「地膜」から「地魔」になるのではないと恐れられています。果たして現場ではどのような対策が行われているのか。中国国内で沸き起こっている議論をご紹介します。(Yan)
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