・北京式月餅 「北京式月餅」は北京、天津および周辺地域に起源したもので、中国北部で好まれています。主な特徴は、甘みと皮と餡がちょうどよく調和している点で、一般に皮と餡の比率は2:3とされています。餡に独特の風味があり、柔らかい口当たりです。
・安徽式月餅 「安徽式月餅」の皮は「油酥皮」と呼ばれ、上等な小麦粉を植物油と混ぜて加工したものです。餡には野菜が使われ、塩漬けにした後で新鮮なラードと砂糖を加えて作られます。代表的なものには「梅干し月餅」があります。
・滇(dian,雲南省の別称)式月餅 「滇式月餅」は主に雲南、貴州及びその周辺地域に起源し、今では各地で徐々に好まれるようになっています。主な特徴は餡に雲南省のハムを使用している点で、皮はサクサクして柔らかく、餡の塩味と甘味が程よく混ざり合い、雲南省のハム独特の匂いがあります。昆明の「吉慶祥」で生産された「雲南ハム月餅」が有名です。
・衢(qu,浙江省衢州)式月餅 「衢式月餅」は、浙江省衢州の特色を持つ月餅です。餡の主な原料にゴマが使われています。そのため、衢式月餅は「衢州のゴマ餅」と呼ばれています。
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