後3日間で、中日国交正常化の記念日を迎えます。今年は39周年ですが、来年はいよいよ40周年という節目の年を迎えますね。両国の間でさまざまな記念イベントが催されことでしょう。つい先週には、日本の国民ユニット「SMAP」が北京で海外初のライブを行いました。
1972年の9月25日、当時、日本の首相・田中角栄氏は中国の周恩来総理の招きに応じて中国を訪れ、双方は「中 日共同コミュニケ」に調印しました。これで、戦争で一時中断された日本と中国の国交がようやく正常化に戻りました。その後、両国の間にで青年交流団の派遣や、経済建設、文化教育、医療技術など、多方面の分野で友好の輪が広がっています。「中日友好」という言葉も、両国でよく耳にするキーワードになりました。
国交正常化を果たしてからの39年を振り返ってみますと、中日友好の各事業が盛んに行われてきた時期もありますし、挫折したり意思の疎通が十分取れず、「政冷経熱」といった氷河期もありました。グローバルな情勢が複雑になりつつある今日こそ、中日の協力がいっそう大切になっています。
しかし、このほど中国の大手新聞社「チャイナデイリー」と日本のNGO組織「言論NPO」が共に実施した第7回中日関係世論調査の結果によりますと、中国人と日本人のお互いに対する好感度はいずれも低下し、史上最低にまで落ちたことが分かりました。中国側の対日好感度は28.6%で、去年より10ポイント下落し、日本側の対中好感度も20.8%までに下がったということです。
「百聞は一見にしかず」、好きかどうかはいろいろと憶測するより、一歩足を伸ばして相手の国へ行ってみて、ありのままのその国を肌で体験してみれば、その気持ちこそ、真の「好感度」につながりますね。「イキイキ中国」、今日は中国に暮らしている日本人にマイクを向け、身近の中日友好にクローズアップしますので、ぜひ最後までお聞きください。(エーリン)
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