競泳

　競泳（きょうえい）は、水泳の速さを競うスポーツであります。一般に、8レーンからなる室内プールで競技が行われ、長さ50mの長水路、または、25mの短水路が競技の舞台となります。夏季オリンピック（第1回大会から）の正式競技でもあります。

　個人種目としては、自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライの4泳法と、これを個人で順に行う個人メドレーがあります。国際水泳連盟に記録として認められているのは、自由形50m・100m・200m・400m・800m・1500m、背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ50m・100m・200m、個人メドレー 100m（短水路のみ）・200m・400m です。また、マスターズ水泳などでは自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライの 25m 種目（短水路のみ）も存在します。

　飛込競技

　飛込競技（とびこみきょうぎ、または単に飛び込み・ダイビングともいう）は、水泳競技の一種です。弾力性のある1m・3mの飛び込み板から跳ね上がって飛び込む飛び板飛び込みと、5m・7.5m・10mの飛び込み台から飛び込む高飛び込み競技の二種類があり、更にそれぞれ、2人一組で飛び込むシンクロナイズドダイビングが存在します。

　1904年のセントルイスオリンピックから競技に組み込まれ、アメリカのグレッグ・ローガニスは、1984年ロサンゼルスオリンピックと1988年ソウルオリンピックの高飛び込みと飛び板飛込みで4つの金メダルを獲得し、飛込み界で伝説の選手となっています。

　この競技では、アメリカが最も多くの金メダルを獲得しているものの、近年は国を挙げての育成環境が整っている中国の力が台頭し、2008年北京オリンピックでは中国が全8種目中7種目で金メダルを獲得しました。

　水球

　水球とは2つのチームがプールに作られたコート内で、ゴールにボールを入れあい点数を競う競技で、1900年のパリ万国博覧会の開催に合わせて、第2回パリオリンピックが開催され、団体種目として、また球技として水球が初めて採用されました。プールで行うハンドボールと言えます。

　チームは7名以上15名以内で、競技に参加できるのはゴールキーパー1名を含めた7名です。試合時間は、正味8分を4ピリオドで行われます。