中国では16日は端午の節句で、お休みでした。この日は粽を食べる習慣があり、ほかにも、ドラゴンボートレースをして、祝う地域もあります。
ところで、この日曜日は「父の日」。いつもは堅苦しく、厳しい父親。実は子供の成長を一番期待しているのかもしれませんが、その気持ちは大きくならないとわからないものです。
さて、通信社会になって、「父の日」を祝う形も変わってきました。プレゼントのほかに、携帯電話のショートメッセージで祝うこともあります。これは普段は無口で言葉の交流が少ない父親に、気持ちを伝えやすいかもしれません。
「お父さんのことを自慢に思っている」
「お父さんは私たちにとってどれだけ大事なのか、言葉では言えない。今日のこの特別な日、おめでとう」
「お父さんの目は厳しく見えるけど、やさしさがある。感謝しています。」
「かけがえのないお父さん、おめでとう!愛している!」
「お父さんは父親というだけでなく、友達、先生でもある。いや、それ以上の存在です」
「大変な時に手伝ってくれて、ありがとう!」
「今まで、お父さんがこんなに素晴らしいとは知らなかった。今ならわかる。ありがとう!」
「父親というのは、こんなに苦労があるとは知らなかった。父親になった今こそ、お父さんへ心から感謝したい」
「父親としてのあり方はすべてお父さんに学んでいる。おめでとう!」
このようなメッセージを読んだお父さんは、長年苦労した甲斐を感じ、ほっとするでしょう。
ところで、「母の日」と比べ、「父の日」は少し重苦しい感じがあるようです。中年の男性が周囲からの期待に答えようとするプレッシャーが話題となっています。
ポータルサイト「SOHU」女性コミュニティが651人の男性に調査したところ「父の日」のプレゼントとして、圧倒的な人気があったのはマッサージなどの癒し系の商品でした。また、調査に答えた人の94%は30代から50代の男性でプレッシャーを感じていると答えています。
同じ調査で男性の成功の象徴は何か?という質問に対し45%以上の人は「お金があるかどうか」と答えていて、20%近くは「社会的な地位」、19%以上は「やりがいがある仕事に就いている」で、「仲睦まじい家族がいる」を選んだ人はわずか16%ほどでした。
では、プレッシャーを感じた男性はどのようにして解消しているのでしょうか。運動や旅行、悩み相談のほかに泣くというのも挙げられます。
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