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選者のプロフィール
 李順然、中国国際放送局(北京放送)元副編集長。著書に『わたしの北京風物詩』『中国 人、文字、暮らし』『日本・第三の開国』(いずれも東京・東方書店)などがある。
前書き
 漢詩は、ときにはわたしを励まし、ときにはわたしを慰め、ときにはわたしの心を洗い清めてくれる。訓読の訳文に加えて、素人のまったくの「遊び」だが、和漢折衷の自己流の戯れ訳を添えてみた。日本の歌人の名訳を添えた詩もある。読んでいただければ嬉しい。
選者のひとこと
 作者の孟珠は魏の人。魏は曹操、劉備、孫権が覇を競った三国時代、曹操を継いだ子の曹丕が都を洛陽に置いて建立(220年)した国である。
 ややもすれば戦いに明け暮れた時代と思われがちな『三国志』の時代に、こんなに人間味あふれる優しい詩が誕生している――『三国志』の時代を、そしてそこに登場する人物の人間像を考える上で、わずか20文字の小さな詩であるが、何か新しいエッセンスが添えられたようにさえ感じて、新鮮な感動を覚えた。
紹介した『私の漢詩歳時記』
• わたしの漢詩歳時記―三月中旬
• わたしの漢詩歳時記―三月上旬
• わたしの漢詩歳時記-二月下旬
• わたしの漢詩歳時記―二月中旬
• わたしの漢詩歳時記―二月上旬
• わたしの漢詩歳時記―一月下旬
• わたしの漢詩歳時記―一月中旬
• わたしの漢詩歳時記―一月上旬
• 私の漢詩歳時記―十二月下旬
• 私の漢詩歳時記―十二月中旬
• 私の漢詩歳時記―十二月上旬
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