レノボ・グループ理事会の楊元慶会長と一部の高級管理職の賃金は、IBMのパソコン事業部門を買収する前と比べて、大幅に増加しました。これに対して、一部のメディアは疑問を提出し、「管理職の収入は業績によって決めるべきである。管理職の賃金の増加幅に比べて、レノボの業績の伸びは少ない」との見解を示しています。
これについて、楊元慶会長はこのほど、「国際的に比べて、われわれの賃金は決して高くない」と述べました。
楊元慶会長はまた、「今年の賃金が去年より大幅に増加した原因は3つある。一つは、レノボでは収入は業績と連動ていること。去年私の賃金が低かったのはわれわれの業績があまりうまく行かなかったからだ。業績によるボーナスはわずか約10%ぐらいだった。レノボでは、ボーナスが占める比率は給料より高い。第2は、去年から、われわれのストックオプションもわれわれのコストの中に計上されるようになった。第3は、去年から、われわれの年金計画も改善され、これまでの十六、七年間の年金の増加分もわれわれの収入にカウントされた。結局、去年のわれわれの給料はそんなに低くなかったし、今年はそんなに高くない」と述べました。

レノボグループはこのほど、2006年6月30日までの業績を発表しました。総売上げ高は35億ドルで、去年の同じ時期より38%増加しました。利益は、中華圏は利潤を上げていますが、米州、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、中東地域、アフリカ地域ではいずれも赤字となっています。しかし、赤字の規模は以前よりどの地域も小さくなったということです。
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