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中国は10月1日、66回目の国慶節を迎えました。今年は7日間の大型連休。今回の中国メロディーは中国の国慶節・誕生日にちなんで祖国をテーマにした歌を紹介します。
中国人は昔から龍を中華民族のシンボルとして崇め、自分達は「龍の子孫」だと信じてきました。「龍的伝人(龍の子孫)」という歌は台湾の作詞家・侯徳建が1978年に作った愛国の歌です。当時、アメリカは中国大陸と国交を樹立するため、台湾と国交を断絶しました。台湾では、多くの人々はこれに不安を抱きました。そんな中、侯徳建は「海峡両岸の矛盾は兄弟喧嘩のようなもの。外国人が間に入り挑発することを許してはいけない」と思い、この「龍の子孫」という歌を作りました。歌詞は中国人としての誇りを表しています。
大河の波はゆったりと
「我的祖国(我が祖国)」は1951年の朝鮮戦争大激戦を描いた映画「上甘岭」(上甘嶺)」の主題歌です。残酷な戦争を経て、霧が晴れ絵のような美しい山河に憧れる気持ちを描きました。
ある華僑は「祖国と故郷を偲ぶときに、私はいつも『大河の波はゆったりと……』という歌詞を思い浮かべる」と感慨深く語ります。今、『大河の波』は時間と空間を越えて、中国人の心の中に永遠に響くメロディーになっています。
私と我が祖国
わが祖国 片時も離れられない
私がどこに行ったとしても
必ず讃歌を口ずさむ
私は歌う一山ごとに
私は歌う一川ごとに
ゆらゆらと立つかまどの煙
小さな村むら 道には轍 私の親愛なる祖国
私はずっとあなたの心に寄り添う
あなたは母の鼓動で 私に訴える
これは1985年に作られた「私と我が祖国」という歌の歌詞で、祖国母親への深い愛情を表しています。今、この歌は祖国を讃える名曲として知られるようになりました。
番組の中でお送りした曲
1曲目〜 龍的伝人(龍の子孫)
歌詞:
遥かなる東方 大地を東西へ貫く大河 その名は長江
遥かなる東方 曲がりくねり進む大河 その名は黄河
長江の美を見たことがなくとも、いつも夢の中に長江の畔に遊ぶ。
黄河の壮大さを見たことがなくとも、夢に轟々たる黄河の流れる音を聴く
いにしえの東方に龍がいた。その名は中国と呼ばれる
いにしえの東方に一群の人々がいた。
彼らはみな 龍の子孫
巨大な龍の足元で私は成長し、
今は龍の伝統を受け継ぐ者に成長した。
2曲目〜 我的祖国(我が祖国)
歌詞:
大河の波はゆったりと
風が吹いて稲が両岸に香る
我が家は岸の上にある
聞き慣れた船頭の声 見慣れた船の上の白い帆
これは美しい祖国 我らが育ったところ
この果てしなく広い土地の 至る所すべてが美しい景色
娘はまるで花のよう 若者は大らかな心を持つ
英雄なる祖国 我らが育ったところ
この 果てしなく広い土地の至る所に青春の力がある
3曲目〜 我和我的祖国(私と我が祖国)
この曲は「我和我的祖国(私と我が祖国)」という歌をモチーフにしたチェロの曲です。祖国を母親に例え、祖国母親への深い愛情を表しています。
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