北京には「北苑」という駅が2つあります。1つは地下鉄13号線の「北苑」で、もう1つはこの通州北苑駅です。13号線の「北苑」は、もとは皇室の狩場があった場所です。もともと草が生い茂る森林で家畜の飼育が行われていましたが、後に皇族の狩場となりました。元、明、清の時代には北京の北の郊外が「北苑」と呼ばれていました。
通州北苑の名前の由来は人々の習慣からきています。清時代にこの辺りを管理していた者が皇帝にならい、余暇を過ごすための庭園を造り、これが「北園」と呼ばれていました。「園」がいつしか同じ発音の「苑」に変化し、現在の名前となりました。
観光スポット
西海子公園(西海子公园)
この公園は京杭対運河の北端にあり、1936年に建設、1985年に拡張されました。もともとは東海子、西海子の2つの池がありましたが、後に東海子は埋め立てられ、1936年に「西海子風景区」が建設されました。公園内には現代的な娯楽施設のほか、貴重な文化財も残っています。特に目をひくのは「燃灯仏舎利塔」で、南北朝時代の北周に建設されたものです。1400年の歴史を持つ塔は八角形、13層で高さは56メートルです。塔には104体の仏像が彫刻されています。
アクセス:地下鉄駅から435番のバスに乗車、新華大街で下車。
直進し十字路を左折、吉祥路に沿って北へ直進。
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通州博物館
1992年に開館し、清時代の四合院を利用した施設です。通州地区から出土した貴重な文物が164点収蔵され、前漢に県(行政区画の一つ。省、自治区の下)が置かれて以来2200年の歴史を紹介しています。
アクセス:地下鉄駅から435番のバスに乗車、新華大街で下車。
十字路を渡り300メートルほど直進。
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