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北京の地下鉄の旅 ―5号線―

2015-06-23 15:54:13     cri    

 地下鉄5号線は、2002年12月28日に正式に着工し、工期は4年9ヶ月でした。北京市を南北に貫く大動脈線です。5号線の開通で、北京の北から南への移動は大変便利になりました。全長27.6キロメートルで、23の駅が設置されています。5号線には「一駅一景」というアイデアが採用され、駅のデザインはそれぞれ特色があり、訪れた人を楽しませています。そのデザインは中国の伝統の良さを残しつつ、現代的要素を加えたものになっています。例えば「立水橋南駅」では、中国の龍文化を基にしています。鉄筋で造られた白い柱が交差し、「龍の骨」を表現しています。中間にはガラス片が使われ、まるで龍の鱗のようです。「北苑路北駅」はガラス構造で蚕のまゆの形をしています。「雍和宮駅」の構内には、太い赤い柱が立ち、壁は大きな金箔の壁画で飾られています。まるで宮殿のようです。

 5号線は北京風情をたっぷりと感じさせる地下鉄線です。 

 天壇東門駅(天坛东门站)

 その名のとおり、天壇の東門の最寄り駅です。天壇は建築と景観の見事さ、中国古代の宇宙観を体現していること、数百年にわたって建築に与えた影響が認められ、1998年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

 また天壇公園のほか、ここには女性の旅行者に人気の紅橋市場があります。

 観光スポット

 ・天壇(天坛)

 天壇は1420年に紫禁城と同時に建設され、当初は天地壇と命名されました。1534年に現在の「天壇」と改名されました。天壇は内壇と外壇の二つに分けられ、二つの壇の南側は全て直角、北側は全て円形となっていて、中国古代の宇宙観である「天円地方」が表現されています。中国の祭祀は周時代に始まり、漢代より歴代の皇帝たちは皆これを重視してきました。天壇は世界でも最大の祭祀建築であり、490年余りにわたって儀式が行われてきた場所です。1911年に起きた辛亥革命により2千年あまりも続いた封建帝制が終わりを告げるとともに、5千年の祭祀の歴史も幕を閉じました。1918年、国民政府は天壇を公園として一般開放しました。

 アクセス:地下鉄A出口またはA2出口より出てすぐ。

 入園料: 15元・35元/人(※オフシーズンは10元・30元)

 

 ・京城百工坊(京城百工坊)

 ここは北京市政府が外国の要人に推薦する「北京5つの観光スポット」のうちの1つに挙げられています。「手工業芸術の博物館」と言われ、北京に伝わる民間芸術、工芸美術が集められています。

 アクセス:地下鉄C出口出て、龍潭路を左へ曲り東へ直進。左安門内大街を左折。

 ショッピング

 ・紅橋市場(红桥市场)

 ここは海外のガイドブックには「パールマーケット」と紹介され、いつも多くの外国人、特に女性の観光客で賑わっています。広い売り場には、ぎっしりとパールが並べられています。色も、大きさも、デザインも様々です。パールのほかにも、シルク製品、デジタル製品があり、お土産選びに便利です。

 アクセス:地下鉄A2出口出て、道を渡ってすぐ。

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