昔からの北京っ子たちの間では、賑やかな繁華街を「東四西単鼓楼前(門)」と言っていました。現在の東四は元時代にはすでに商業地区として栄えていました。元大都城の成立後、この地は「旧枢密院角市」と呼ばれ、当時城内の三大商業地区の1つでした。明代永楽年に現在の東四十字路と向かい合う西四十字路にそれぞれ牌楼が作られました。この牌楼は、東西南北の四方に作られたため「四牌楼」と呼ばれました。清康煕年38年(1699年)に火災の被害に遭い、その後再建されましたが、1954年に撤去されました。
観光スポット
隆福寺通り(隆福寺街)
通りの名前はお寺に由来しています。隆福寺は明の景泰3年(1425年)に建てられ、明代では都で唯一の異民族の寺であり、僧侶が駐在するお寺でした。清代には完全にラマ教の廟となりました。隆福寺はかつて北京で最も有名な廟会(縁日)が催されていました。東にあることから、護国寺に対し東廟と呼ばれました。建国後、北京の街の建設に伴い、隆福寺にあったもともとの建築は撤去され始め、文革時代に完全に取り壊されました。隆福寺の軽食は今でも有名で、老舗が軒を連ねています。またここは古本屋が多いことでも知られています。
アクセス:地下鉄A出口出て、北へおよそ20メートル。
東四清真寺(东四清真寺)
東四清真寺は法明寺とも呼ばれ、北京の4大モスクの1つでした。1356年に建てられたもので、明政統年には、回族の官員だった陳友によって拡張、1920年に改築されました。今も寺門、二門、邦克楼、礼拝大殿、南北講堂、水房、図書館などが残っています。
アクセス:地下鉄D出口出て、南へ50メートル。
中国美術館(中国美术馆)
1963年、建国10周年の10大記念建築の1つとして建てられました。外観は古い楼閣のデザインが取り入れられました。モデルは敦煌の莫高窟建築です。黄色い瑠璃瓦の屋根に、四方は展望できるように作った高殿が取り囲み、民族建築の風格を備えています。1963年6月に毛沢東が題字を揮毫し、国家美術館としての地位と性質が示されました。
アクセス:地下鉄A出口出て、東四西大街に沿って西へまっすぐ。
グルメ
白魁老号飯庄(白魁老号饭庄)
ここは北京で有名なイスラム教の料理屋の1つで、清の乾隆45年(1780年)の創業です。創業から既に200年以上の歴史を持ち、独特な風味の焼いた羊肉が評判です。
アクセス:地下鉄A出口出て、東四西大街に沿って西へまっすぐ。
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