1年余りの努力を経て、日本の著名なジャーナリスト・土井敏邦氏が監督を務めた韓国の慰安婦を追ったドキュメンタリー映画『"記憶"と生きる』がようやく上映されました。
この映画は長さ3時間半あり、土井氏が1994年から2年かけて韓国のソウルで7人の慰安婦を取材して製作したもので、慰安婦の暮らしと歴史的な痛みをありのままに記録しています。
7日、東京日比谷コンベンションホールで完成披露記念上映会が開かれ、250人の観衆が涙し、すでに亡くなったハルモニ(韓国語でおばあさん)の訴えに耳を傾けました。この映画は7月から正式に公開されます。
土井氏は日本で名を知られるフリージャーナリストで、国際問題のドキュメンタリー作品を多数手がけてきました。土井氏は「日本のマイナスの歴史を語るこの映画の上映によって、誹謗中傷され、妨害を受けることだろう。しかし、それを恐れてためらい、後退すれば歴史を否認する共犯者になってしまう」と述べるとともに、「映画の上映は、『加害の歴史』を拒む日本社会の流れに抵抗し、プロの日本人ジャーナリストとしてのプライドだ」と強調しました。
土井氏は「20年前の撮影は経験不足で画像がはっきりしないなど問題があるが、記録されたハルモニの声や姿は、技術上の問題を乗り越えて観衆に大きな衝撃を与えるだろう」と述べました。(Mou) 旅行・文化へ
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