名古屋市にお住まいの鬼頭功さん:
清明節には、中国では、お墓参りをするとのこと。我が家の墓の近くにサクラの木があります。でも、サクラの季節には、お墓参り行ったことはありません。日本では、サクラの花が咲く2週間位前の「お彼岸」にお参りします。サクラは「陰」の樹だと聞いたことがあります。「お参り」とサクラは意外とマッチするかも、と思いました。
サクラは「陰」の樹というのは、初耳ですが、ただ満開の桜の妖艶さは怖ろしい程だとして、日本の物語や小説の題材になったりしているようですね。また、ライトアップされた見事な夜桜を見て、ぞっとするような思いをすることもあります。
高山市にお住まいの羽場浩喜さん:
4日は清明節でした。以前、中国の小さな子供がご先祖のお墓に刻んである名前をなぞって覚える記事を見ました。日本では「節」の付く行事も習慣も薄くなってしまっているので、大変心温まる記事だったことを思い出しました。身内や他人への思いやりは日常の行動の中から生まれます。何かの時に思いつきで行動しても見せかけの思いやりはすぐにバレてしまいます。いつまでも思いやりのある人間でいたいものです。
「身内や他人への思いやりは日常の行動の中から生まれる」、とても素晴らしいお考えだと思います。形式より心の中の考えはもっと大事ですからね。とことで、実は中国でも昔の習慣が薄くなりつつあるところです。例えば、お墓参りを例にしますと、これまでは、清明節に休みが無かったので、その前後の休みの日にお墓参りをしていました。また、北京や上海などに出ている若者は休みが取れないということもあって、お墓参りをだんだんしなくなっています。或いは、故郷に帰るたびに、お墓参りをします。今年から清明節をはじめ、端午の節句、中秋節も祝祭日として、一日休みを設けたのは古くからの習慣を忘れないように、という考えからきたものではないかと思います。
徳島県鳴門市にお住まいの山口昌彦さん:
日本の女性アスリートの中で、おそらく人気№1の高橋尚子選手ですが、北京五輪最終選考レースの名古屋国際女子マラソンで惨敗し、(金メダルを獲得した)シドニー大会以来8年ぶりのオリンピック出場は叶いませんでした。かくいう私もQちゃんファンの一人として残念でならないし、正直いって、北京五輪に対する興味も半減してしまいました。、、、(柔道では前人未踏の)五輪四連覇の大偉業が期待されていた野村選手が、まさかの代表落選!北京五輪の楽しみがまた一つ消えてしまい、残念です。いずれにせよ、北京大会の金メダル争いは中国がアメリカ、ロシアを抑えトップに立つのはほぼ確実!?逆に日本は各種目において苦戦は必至で、アテネ大会で獲得した金メダル16個から半減すると私は見ています。
中国は確かにスポーツのレベルは高くなっています。また、世界の各試合で金メダルをたくさん獲得しました。しかし、アメリカやロシアをリードすることはどうでしょう。そのつどにならないと、なかなか言えませんが、五輪はメダルを取ることが全てではなく、参加は大事ですから、各国選手の活躍を北京で応援したいと思います。日本の高橋選手や柔道の野村選手は残念ながら、今回の五輪出場ができませんが、ほかの日本選手のご活躍を楽しみにしています。
香川県小豆郡にお住まいの森章さん:
貴局の中国語講座でも「疲れる」は「累了」ですが、小生の昔北京在住時代は皆「乏了」といっていて、「累了」は聞いたこともありませんでした。、、、また、「散歩に行く」は講座でも「玩児去」ですね。「溜達溜達去」と言っても聞いたことがないと言われます。何年か前に「借光借光」を使わないのか質問した時、たまに老人が使うのを聞くとご返事いただいたことがありますが、もう小生が使う中国語は「死語」になってしまったものが多いでしょうか。
実は、森さんが習ったのは北京語です。日本で言えば江戸っ子のことばのような感じです。ところで、中国語講座で教えているのは「普通話」、つまり標準語です。「普通話」というのは、北京語の発音を基準に、北方の方言を基礎方言として、現代の文学作品の文法に則って作ったものです。たとえば、「児話音」は北京語の特徴の一つです。中国の南の人には上手く発音できない人が多くいます。今、中国各地の人が北京で住むようになって、北京でも北京語を耳にすることはだんだん少なくなっています。ですから、森さんが書いた北京語の言い方を読んでとても懐かしく思いますよ。
(整理:東)
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