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日本上映も果たした『戦狼2』が米アカデミーへ好発進!

2017-11-06 09:59:02     cri    

 

 10月20日(金)から11月2日(木)まで開催された「2017東京/沖縄・中国映画週間」のクロージング作品に選ばれた中国のアクション映画『戦狼2(Wolf Warriors 2)』(日本題:戦狼 ウルフ・オブ・ウォー)ですが、来年3月4日に授賞式が行われる第90回アカデミー賞外国語映画賞の中国代表作品として出品されることが決定しました。これは、来年度のアカデミー賞外国語映画賞へのノミネートを目指すもので、今年は史上最多となる92カ国からの作品がエントリーしています。最終選考には9作品が選ばれ、その中から5本のノミネート作品が選出されることになります。ノミネートの発表は来年1月23日に予定されています。

 『戦狼2(Wolf Warriors 2)』のほかにも、香港代表として黄進(ウォン・ジョン)監督の『一念無明(MAD WORLD)』、台湾代表として黄恵偵(ホアン・ ホイチェン)監督のドキュメンタリー『日常対話』が選ばれたほか、日本からは第40回日本アカデミー賞において最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞を含む6部門を独占した話題作『湯を沸かすほどの熱い愛』が代表に決定。今年はアカデミー賞外国語映画賞へのノミネートに向けてアジア圏だけでも大接戦になる模様です。

 『戦狼2(Wolf Warriors 2)』は、中国のアクション俳優、呉京(ウー・ジン)の監督作第3弾。中国の映画週間ランキングで異例の4週連続1位を達成したほか、興行収入が56億元を突破。この成績は周星馳(チャウ・シンチー)映画『人魚姫(原題:美人魚)』を超え、中国の歴代興行収入で首位となり、アジア史上最高の興行収入も記録。さらに世界興行ランキングでは99位にランクイン。同ランキングTop100のうち、唯一の非英語作品として新たな歴史を刻みました。

 ちなみに、中国映画として初めてアカデミー賞外国語映画賞のノミネートを目指したのは、1979年に公開された肖朗(シャオ・ラン)監督の『阿凡提』という作品。以降、2016年まで計29作が出品されていますが、そのうち、ノミネートを達成したのは、1990年の『菊豆(チュイトウ)』と2002年の『HERO 英雄』のわずか2本。いずれも張芸謀(チャン・イーモウ)作品でした。『戦狼2(Wolf Warriors 2)』が15年ぶりとなる3度目のノミネートが果たせるのかどうか、大きな期待がかかっています。

 同作は10月28日から東京と大阪のシネマートにて公開されています。

 【映画ファイル】

 戦狼2(Wolf Warriors 2)

 監督:呉京(ウー・ジン)

 主演:呉京(ウー・ジン) フランク・グリロ 廬靖姗(ルー・ジンシャン) 呉剛(ウー・ガン) 張翰(チャン・ハン)

 呉京(ウー・ジン)演じるスナイパーが、18時間のタイムリミットで人質を救出するミッションに挑みます。本作ではアメリカドラマ『プリズン・ブレイク』などで活躍したフランク・グリロを悪役に迎えており、痛快なアクションシーンと目まぐるしい銃撃戦は絶対に見逃せません!

 (ミン・イヒョウ、謙)

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