国慶節連休（ゴールデンウィーク）中、中国映画が上位を占める形に。"囧"シリーズの3作目が2週連続1位をゲット。前週から先行上映された『九層妖塔（Chronicles of the Ghostly Tribe）』、『夏洛特煩悩（Goodbye Mr.Loser）』、『解救吾先生（Saving Mr. Wu）』による大接戦からも目が離せません。

　～作品紹介～

　【１位】港囧（Lost In Hong Kong）

　公開日：2015年9月25日

　監督：徐崢（シュー・ジェン）

　主演：徐崢（シュー・ジェン）　趙薇（ビッキー・チャオ）

　中国で記録的なヒットとなった『人再囧途之泰囧（Lost in Thailand）』の続編で、"囧"シリーズの3作目。監督と主演に徐崢（シュー・ジェン）が続投したほか、ヒロイン役にはトップ女優の趙薇（ビッキー・チャオ）を起用。前作と同じパターンで、主人公の徐と親戚の男性という2人組が香港でドタバタした旅を展開するストーリーとなっています。2週目の興行成績は13億元以上で、前作『人再囧途之泰囧（Lost in Thailand）』の12億元の記録を軽々と塗り替えました。

　【２位】九層妖塔（Chronicles of the Ghostly Tribe）

　公開日：2015年9月30日

　監督：陸川（ルー・チュアン）

　主演：趙又廷（マーク・チャオ）　姚晨（ヤオ・チェン）

　日本の動画サイト「ｎｉｃｏｎｉｃｏ」でも配信された『南京！南京！』で知られる陸川（ルー・チュアン）監督の新作が先行上映。『南京！南京！』と打って変わり、新作はファンタジーアドベンチャーに挑戦。原作は、墓の盗掘や宝探しをテーマとした天下霸唱のベストセラー小説『鬼吹灯』シリーズの第1部。冒険の旅に出かけた考古隊員がミステリアスな生物に遭遇する物語を描き、主演は趙又廷（マーク・チャオ）と姚晨（ヤオ・チェン）。この2人は陳凱歌（チェン・カイコー）監督の『捜索（Caught in the Web）』以来、2回目の競演を果たしました。

　【３位】夏洛特煩悩（Goodbye Mr.Loser）

　公開日：2015年9月30日

　監督：閆非 彭大魔

　主演：瀋騰（シェン・テン）　馬麗（マー・リー）

　低コスト国産喜劇が先行上映からトップ3に一気に大躍進。人気同名舞台劇を映画化したもので、今、舞台などで活躍中の人気コメディアン、瀋騰（シェン・テン）と馬麗（マー・リー）が主演を務めています。

　【４位】解救吾先生（Saving Mr. Wu）

　公開日：2015年9月30日

　監督：丁晟(ディン・ション)

　主演：劉徳華（ラディ・ラウ） 劉燁（リウ・イェ） 王千源（ワン・チエンユエン）　呉若甫（ウー・ルオフー）

　劉徳華（ラディ・ラウ）、劉燁（リウ・イェ）、王千源（ワン・チエンユエン）、呉若甫（ウー・ルオフー）の４大実力派が初共演した犯罪アクション。劉徳華（ラディ・ラウ）作品としては今年3月に公開されたヒューマンドラマ『失孤（Lost and Love）』以来、半年ぶり。2004年に起きた主演の一人でもある呉若甫（ウー・ルオフー）誘拐事件をもとに、警察と誘拐犯の駆け引きを描いたものとなっています。監督は成龍(ジャッキー・チェン)主演作『大兵小將（大兵小将／ラスト・ ソルジャー）』（２０１０）や『ポリス･ストーリー/レジェンド（警察故事2013）』（２０１３）で知られる丁晟(ディン・ション)。

　【５位】ミニオンズ（中国題：小黄人大眼萌）

　公開日：2015年9月13日

　監督：ピエール・コフィン　カイル・バルダ

　主演：サンドラ・ブロック　ジョン・ハム

　世界中に旋風を巻き起こしているアニメ映画『ミニオンズ（中国題：小黄人大眼萌）』がトップ５をキープ。この作品は "怪盗グルー"シリーズのスピンオフで、最強最悪の主に仕えることを生きがいとする不思議な生物、ミニオンたちが怪盗グルーと出会うまでを描いています。日本では7月31日に公開されました。