中国「停戦に向けたあらゆる努力を歓迎」=国連安保理ウクライナ人道問題会合
06:39:58 2025-03-27
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 国連安全保障理事会が26日に開いたウクライナの人道問題について協議する会合で、中国の代表は「停戦と戦争終結に向けたあらゆる努力を歓迎し支持する」と表明した上で、関係各方面に対し、重要な機会を捉え、停戦と戦争終結を推進し、和平交渉を再開させ、早期に恒久的な平和を実現するよう呼び掛けました。 

 中国の傅聡国連大使は「ウクライナ危機の政治的解決は重要な時を迎え、和平への窓が開かれつつある。中国は停戦に通じるあらゆる努力を歓迎する。これは和平実現に不可欠な一歩だ」と述べました。 

 傅氏は、具体的な進展として、米国とロシアの間での対話・和平交渉に関する合意を評価しました。ロシアと米国、ウクライナと米国がリヤドで協議し、黒海での安全な航行の確保やエネルギーインフラへの攻撃停止、ロシアの農産物と化学肥料の輸出などで前向きな進展があったことを歓迎しました。その上で「全ての当事国と利害関係者の参加の下で、公平で持続可能な、拘束力ある和平合意の達成を支持する」と表明しました。 

 中国は昨年9月、ブラジルなどグローバルサウス諸国と共に「ウクライナ危機平和の友」グループを立ち上げました。グループは今月20日、大使級会合を再開するとともにメディア向け談話を発表し、即時の全面的停戦の実現を改めて呼び掛け、全ての当事国と利害関係者に対し、機会を捉えて和平交渉に建設的に参加するよう促しました。(HJ、柳川)

4月7日ニュース

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