買い替え補助金政策で消費市場が安定成長=商務部
12:31:51 2025-03-21
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 商務部が2025年1~2月の全国消費市場の概況を発表しました。「以旧換新」と呼ばれる消費財の下取り・買い替え補助金政策の拡充が後押しとなり、消費市場は全体として安定した成長傾向を示しました。1~2月の社会消費財小売総額は前年同期比4.0%増の8兆3700億元(約171兆6000億円)で、伸び率は2024年の通年より0.5ポイント上昇しました。

 商品小売総額は前年同時期比3.9%増で、伸び率は2024年の通年より0.7ポイント加速しました。買い替え補助金政策が引き続き効果を発揮していることで、一定規模以上の事業者による売り上げは通信機器が26.2%増、文具・オフィス用品が21.8%増、家具が11.7%増、家電が10.9%増となりました。中国自動車流通協会によると、新エネルギー乗用車の販売台数は前年の同期間より35.5%増え、小売りに占める新エネ車の割合は約45%に達しました。

 サービス分野では、小売総額が前年同時期比4.9%増と商品小売総額を1ポイント上回る伸びを記録しました。その中では、飲食サービス業の売り上げが4.3%増で、観光コンサルティング・リースサービス、交通移動関連サービスは2桁の伸びを達成しました。春節期間中の国内旅行消費額は7.0%増、春節映画の興行収入は95億1000万元(約1950億円)と過去最高を更新しました。

  また、全国のオンライン小売り額は前年同時期比7.3%増となり、そのうち現物商品のネット販売額は5.0%増で、社会消費財小売総額の22.3%を占めました。実店舗では、会員制倉庫型店舗の小売売上額が2桁成長を保ち、コンビニが9.8%増、専門店が5.4%増、スーパーマーケットが4.0%増と堅調に推移しています。(SUI、坂下)

3月21日ニュース

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