「素朴でおしゃれ」 習主席が貴州省の少数民族村を称賛
09:30:12 2025-03-20
Share

 習近平国家主席はこのほど貴州省を視察した際、黔東南ミャオ族トン族自治州黎平県の肇興トン族村を訪れました。習主席は古い村落の風貌を眺めつつ、トン族文化展示センターやトン族刺繍産業基地に足を運び、住人たちと親しく話し合いました。

 習主席は村の住人に対して、「古い村落や無形文化財の楽器、トン族大歌(トン族に伝わる無伴奏合唱)、ろうけつ染め工芸など民族の特色ある文化は、非常に素朴でありながら非常におしゃれだ。少数民族の文化は中華文化の不可欠な構成部分であり、有形の村落や民家、特色のある建築物の風貌を保護し、さらに無形の文化遺産を伝承しつつ、創造的な進化を促し、革新的な発展を図り、民族の特色を利用しつつ、より鮮明なものにして、絶えず新しい輝きを放つようにせねばならない」と述べました。

 肇興トン族村では、これまでに伝統工芸企業60社余りが育成され、おしゃれで実用的なトン族商品が全国に販売され、海外にも進出しています。また、多彩な民族文化は貴州省の農村観光産業を支える柱に成長してきました。例えばここ2年、黔東南州で開催される「村BA」(村のバスケットボールリーグ)が爆発的な人気を集め、国内外から大勢の人々が試合観戦のために村を訪れ、さらに来訪客は村の生活も体験するようになりました。今では、全国和睦で美しい村バスケットボール大会が31の省・自治区・直轄市の2000県以上で行われる全国的な農民バスケットボール大会になりました。

 習主席は視察の中、文化、観光、スポーツの融合を深化させながら観光業の業態を豊かにし、「多彩な貴州」という文化観光ブランドを樹立することに触れ、「独特の民族文化と美しい自然風景を利用して、文化と観光の融合発展による新しいモデルを絶えず模索し、より多くの人々に『多彩な貴州』ならではの魅力を堪能してもらうことで村興しを後押しし、中国式現代化建設の新たな段階への成長を促していく」と強調しました。(Lin、鈴木)

3月21日ニュース

00:00 /