中国代表 多国間軍縮メカニズムの立て直しを呼び掛け
07:39:28 2025-02-25
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 中国外交部の孫暁波軍縮局長は24日、ジュネーブ軍縮会議(国連枠外の軍縮交渉を担う常設機関)のハイレベルウイーク会議で発言し、軍縮会議の活動を建設的に推進し、多国間軍縮メカニズムを立て直し、国際的な平和と安全を維持するよう呼び掛けました。

 孫局長は、軍縮会議は多国間軍縮条約体系発祥の地として、その地位は強化するだけで、弱めることはできないと強調しました。また各方面の関心をバランスよく処理することを堅持し、新興科学技術のグローバルガバナンス問題に注目し、宇宙軍備競争の防止と非核安全保障のための国際法的文書の推進において「早期の成果」を達成するよう努力しなければならないと述べました。

 孫局長はさらに、核兵器のない世界を実現する目標は全人類共通の願いであると強調し、核軍縮は「世界の戦略的安定の維持」と「各国の安全保障を損なわない」という原則に従い、段階を追って徐々に推進しなければならないとし、最大の核兵器保有国は、核軍縮の特殊で優先的な責任を履行し、核兵器の保有をより大幅かつ実質的に削減し、他の核兵器保有国が核軍縮プロセスに参加するために必要な条件を作り出さなければならないと表明しました。中国側は5大核保有国メカニズムのコーディネーターとして、核政策などの問題に関する5カ国の深い交流を積極的に推進しているとし、5カ国の指導者による核戦争防止共同声明の実行に向けて、各方面が誠実な努力をするよう呼び掛けました。(Mou、榊原)

4月3日ニュース

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