外資系金融機関 中国科学技術分野のイノベーションとブレークスルーに注目
UBS証券や独立系資産運用会社のニューバーガー・バーマンなど多くの外資系機関が先ごろリサーチレポートを発表し、中国が人工知能(AI)などの分野で進めるイノベーションとブレークスルーが、中国資産の魅力をますます高めていると述べました。
UBS証券の最新特集レポートによると、旧正月明けの5~13日のA株業界動向で、コンピュータ業界指数は首位を占め、18%上昇しました。同時にA株市場のテクノロジー概念セクターの株式時価総額比率は目下21%に達し、2022年の15%から明らかな上昇を示しています。UBS証券中国株式ストラテジストの孟磊氏は、「最近の中国におけるAI分野の技術革新が、半導体、ソフトウェア、医療、自動車など、サプライチェーンが比較的長い多くの産業に持続的な影響を与えている」と述べました。
孟氏はまた、「生成AIのコスト低下がより多くの業界に恩恵をもたらしている。インターネットデータセンターがAIモデルのトレーニングを支援し、AIを活用した医薬品開発がより広範な役割を果たしており、インテリジェント自動車業界がより競争力を持つようになった。こうした変化は、生活の快適さを向上させ、消費者のニーズを満たすと同時に、関連資産の価値をさらに顕在化させている」との見解を示しました。
インタビューを受けるUBS証券中国株式ストラテジストの孟磊氏
ニューバーガー・バーマンのリサーチレポートは、中国の長期的なイノベーション能力を高く評価し、より多くのテクノロジーイノベーションの成果が、グリーン転換や製造業の変革などより多くの分野で投資チャンスをもたらすとみています。
中国の科学技術の継続的なブレークスルーにより、グローバル投資家が中国への投資をさらに増やしていくと多くの金融機関がみており、モルガン・スタンレーのリサーチレポートも、今後しばらくの間、グローバル投資家の中国資産への注目は持続すると予測しています。ゴールドマン・サックスのリサーチレポートは、中国経済の良好な成長見通しと潜在的な信頼感の向上が重なり合い、2000億ドル以上のポートフォリオ資金流入をもたらす可能性があると予測しています。(藍、榊原)
4月3日ニュース
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