中国市場向けの新型レクサスLM登場

2023-08-14 10:40:55  CRI

 レクサス初のフラッグシップMPVとして2020年に発売された初代LMは、東洋の匠の技と温もりを感じさせるラグジュアリーな空間で中国のユーザーに寄り添ってきました。

 そして今年、モデルチェンジした新型LMが登場しました。新型LM 350h(7人乗り仕様)のローンチと同時に、新型LM 500h(4人乗り仕様)とLM 500h(6人乗り仕様)の先行販売が開始しました。新型LMには、2種類のハイブリッド・パワートレインから選べる4人乗り、6人乗り、7人乗りの3つのグレードが発表されています。新型LM 350h(7人乗り仕様)の価格は119万9000元(約2,383万円)、新型LM 500h(4人乗り仕様)の価格は158万元(約3,140万円)、新型LM 500h(6人乗り仕様)の価格は138万元(約2,743万円)となっています。

 MPVの頂点に立つ新型LMは、広い室内空間と非凡な動的性能を兼ね備え、誰もが快適に過ごせる乗り心地を実現することで、他の高級MPVとは一線を画しています。新型LMの悠然としたプライベート空間では、アーバンな暮らしの真髄を味わうことができます。

 「中国は現在、世界最大の自動車市場に成長している。笑顔を中国のお客様に届けるため、商品開発は急務だ」そう語る、レクサス・インターナショナル・プレジデントの渡辺剛氏は、新型LMが移動にリラックスをもたらし、ユーザーが本来の自分を取り戻すための一助になればと付け加えました。

 レクサスLMは最高級のフラッグシップMPVをコンセプトに、中国の富裕層に愛されてきました。

 モデルチェンジ! ラグジュアリーとテクノロジーを全面刷新

 2023年4月、レクサスLMの新型が上海モーターショー2023で世界初公開されました。新型は初代から全面刷新しており、エクステリアは、これまでのビジネス志向のデザインから、よりファッショナブルなボディへと進化しています。

 また、インテリアにも、レクサスが追求するラグジュアリーとテクノロジーが反映されています。フロントシートには、3本スポークのマルチファンクションステアリングホイール、フル液晶デジタルメーター、大型タッチスクリーンなどを搭載し、さまざまな機能をまとめています。タッチスクリーンのほかに、音声コントロールシステムを導入し、マルチメディアや空調、ウィンドウ、サンルーフバイザー、サイドサンシェードなどを制御できます。後列に座る乗客のニーズに応えるため、2列目シートにはマイクを初搭載し、音声コントロールの体験がさらに向上しています。さらに、2列目のリヤマルチオペレーションパネルは脱着可能なタッチ式コントローラーとなっており、キャビン上部のコントロールパネルとともに、車両全体のスマートなインタラクション体験を実現しています。

 エレガントなボディに包まれた車内では、ドライバーがダイレクトかつ精確な操作を楽しめるのはもちろんのこと、絶妙な乗り心地と優れた騒音・振動抑制効果によって生まれる繊細で滑らかなモビリティ体験によって、リアシートの乗客にも心地よい静粛性が提供されます。「新型LMはさまざまなお客様のニーズに応えていく」と、新型LMのチーフエンジニアである横尾貴己氏は語ります。

 丹念に磨き上げられたシャシーとボディ、ソフトなサスペンションと空力性能を考慮した優れたエアロダイナミクスデザイン、そして身体をしっかりとサポートするシート、こだわりあふれるカスタマイズインテリアなど、快適性を追求した数々の装備は、レクサスの卓越したクルマ造りの精神を体現しています。

 新型LMは中国の富裕層向けに4人乗り、6人乗り、7人乗りの3つのグレードを提供し、個人、ビジネス、ファミリーといった多様なニーズに応えます。

 他社の高級ブランドがスペック、ラグジュアリー、スペース、価格などを追求しているのに対し、新型LMはユーザーのニーズを出発点として、心との共鳴を重視することに努めています。それこそが、レクサスが多くの高級ブランドの中で際立つ存在へと成長した鍵です。初代LMは発売と同時に、中国の高級MPV市場の新たなベンチマークとなりました。そして、素晴らしい匠の技と研究開発チームの努力によって全面的に進化した新型LMは、他の高級MPVのさらに先を進み続け、レクサスブランドへの信頼を高める存在となるでしょう。

 変化を求めて! 温もりある高級ブランドへ

 中国の高級車市場は、新エネ車が主導する新たな発展段階に移行しています。中国科学院の欧陽明高院士は「新エネ車は大規模な産業化の段階を歩み始めている。今後10〜15年の間に10兆元規模の産業に発展するだろう」と予測します。

 レクサスはこの業界の未来を先見し、1993年からフルハイブリッド技術の開発を始め、2005年に世界初のハイブリッドモデルであるRX 400hを発売して、高級車市場における電動化技術の担い手となりました。レクサスは業界内で唯一の、多種のパワートレインを提供可能なブランドとして、ハイブリッド(HEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、電気自動車(BEV)を網羅するラインアップを充実させながら、多様なニーズに応えています。

 電動化の時代において、フラッグシップラグジュアリーMPVであるLMは、2種類のハイブリッドを提供しています。そのうち、新型LM 500hは高性能ハイブリッド技術を採用し、四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載して、操縦性の飛躍的な進化を実現しました。また、多様な走行シーンに応じたスマート運転サポートに、一連の先進アクティブセーフティ技術を効率的に統合したLexus Intelligent Safety System LSS+ 3.0を採用しています。

 技術変革の分岐点において、レクサスは最も堅実な電動化の道を歩んでいます。HEV、PHEV、BEVなど多様な電動化の道を歩みながら、さまざまなユーザーに多様な車種を提供しています。そしてユーザーの変わりゆくニーズに応え、カスタマイズした製品と行き届いたサービスを提供しています。レクサス中国副総裁の李暉氏は「変化の時代においてブランドのDNAを持続的に発展させ、レクサスならではの価値を提供していく。購入から使用、買い替えのすべてのプロセスにおいて安心感を提供し、期待に応える」 と語ります。

 レクサスが公表したデータによると、2022年のレクサスの輸入新車17万5000台のうち、電動化モデルを選択したユーザーは35%に達し、純電気モデルは前年比19%増加しました。レクサスの優れた商品力とコストパフォーマンスは、中国の消費者に感動を与えています。

 1989年の創業以来、レクサスは「ものづくり」の精神を堅持し、先進的な美的デザインと最先端の技術を通じて、「温もりあるラグジュアリー」を伝えてきました。

 最後に:中国経済の安定と向上を背景に、富裕層のビジネス、ファミリー、個人レジャーのニーズは高まっています。トップMPV市場もさらなる成長の可能性を秘めており、新型LMはまさに最適なタイミングで発売されたと言えるでしょう。エクステリア、インテリア、パワートレイン、安全性の全面的な向上と、レクサスが誇る匠の技と卓越した品質が相まって、新型LMは消費者にとって非常に魅力的なクルマに仕上がっています。これから長期にわたり、高級MPVの最高峰としてのLMの地位が揺らぐことはないでしょう。ブランド誕生から今日まで受け継がれてきた匠の精神、そして「高残存価値保障」を代表とするブランド価値のアップグレードなどを通して、レクサスは電動化の時代において、おもてなしの心で顧客一人ひとりを笑顔にするため努力を続けていくでしょう。