貴南高速鉄道、湿地の鳥類保護目指し、防音・遮光壁を設置

2023-03-24 10:13:36  CRI

湿地帯に架けられた澄江双線特大橋(撮影・王以照)。

湿地帯の上を通過する貴南高速鉄道(撮影・王以照)。

澄江双線特大橋に設置された高さ4メートルの防音・遮光壁(撮影・王以照)。

列車が通過する際の鳥へのダメージを軽減する高さ4メートルの防音・遮光壁(撮影・王以照)。

 貴州省貴陽市と広西壮(チワン)族自治区南寧市を結ぶ貴南高速鉄道の澄江双線(複線)特別橋の防音・遮光壁を3月22日、上空から撮影した。広西壮族自治区河池市都安瑶(ヤオ)族自治県にある澄江国家湿地公園と都安澄江川引用水源二級保護区に架けられた同橋は、貴南高速鉄道全線で最も長く、スパンも最大の橋梁の一つとなっている。中国新聞網が伝えた。

 澄江国家湿地公園ではシラサギやオオバンケン、ハクセキレイなどの国家保護動物に指定されている鳥類をしばしば目にすることができるが、これらの鳥類は列車走行時のライトに極めて敏感だ。湿地に生息する鳥類を保護するため、鉄道当局は澄江双線特別橋に、長さ3.69キロメートル・高さ約4メートルの防音・遮光壁を設置した。その設置面積は2万9808平方メートル、総工費3801万元(1元は約19.0円)で、竣工時テストによって、防音・遮光効果は設計条件をクリアしていることが確認されている。「人民網日本語版」2023年3月23日