Eコマースを活用し、ミニトマトの販路を拡大　海南省定安県

人々の注目を集めるミニトマトの花束（撮影・胡雄飛）。

可愛らしいパッケージで付加価値を高めたミニトマト（撮影・胡雄飛）。

　海南省定安県定城鎮でこのほど開業した潭黎ミニトマト店では、ライブ配信パーソナリティーがフォロワーたちに向けて熱心に商品の紹介を行っていた。同店では、赤や黄色のミニトマトをパッケージし、花束のようにして販売するというユニークな販売方法で、消費者の注目を集めている。人民網が伝えた。

　定安潭黎ミニトマトは、定城鎮潭黎村で冬場に栽培される夏野菜の主要農産物の一つで、毎年2月から3月にかけて収穫シーズンを迎える。そしてユニークなパッケージとライブ配信での販促を通じて、オンラインで消費者を引き付け、オフラインで販売するというスタイルで、中国全土に販売し、小さなミニトマトを大きな産業にしている。

　ここ数年、定安県は熱帯エリアの特色を備えた高い効率を誇る農業の発展に積極的に力を注ぎ、特色ある優れた資源をめぐり、農村の多元的な価値を掘り起こし、特色ある産業の発展を大々的にサポートすることで、農村振興を図り、村民が家の近所で就職や起業できるようにし、豊かさを実現させることで、生計だけでなく、家族との暮らしも疎かにしない環境を作り出している。「人民網日本語版」2023年3月1日