北京
PM2.577
23/19
中秋の名月の季節となりました。北京は20日まで小雨がしとしと降っていましたが、21日は快晴。早朝から高く澄み渡る空が広がっていました。中国では「中秋節」として知られるこの日は、CMG(チャイナ・メディア・グループ)傘下のCCTV(中央テレビ)が「月亮城(月見名所の町)」として知られる四川省西昌市で「中秋節の夕べ」を開催し、四川省涼山イ族自治州(州都が西昌)の子どもたちが民族衣装で出演。涼山は、昔は貧しいところでしたが、国の扶助政策で無事貧困から脱却し、現地の子どもたちの明るい笑顔と伸びやかな歌声が視聴者に深い印象を与えました。
▼【旬な話題】
中国の有人宇宙船「神舟12号」が無事帰還
中国の「バミューダ・トライアングル」、探険隊が実地調査
四川省楽山市峨辺彝(イ)族自治県にある黒竹溝国家森林公園は、バミューダ・トライアングル(米国から南東の、フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域。古くより船や飛行機、もしくは、その乗務員のみが跡かたなく消える事故が多発)と同じ北緯約30度に位置し、この地域に入ると人が行方不明になるなど謎の現象が多発するため、中国のバミューダ・トライアングルとも呼ばれている。
6月下旬、中国の探検家、劉勇氏(52)は10人の探検隊を率い、黒竹溝の非常に危険なルートを踏破するという前代未聞の4日間の旅をした。
なお、ご紹介するこちらのトピックスは、中国の英字新聞「チャイナデイリー」が日本語で刊行する月刊新聞「チャイナウォッチ」9月号の記事を参考にしています。「チャイナウォッチ」は毎日新聞社と提携し、同社により、首都圏の購読者を対象に配布協力を行っています。
▼【CRIインタビュー】
豊かな人生を送るヒント 長老から若者へのメッセージ~早稲田大学元総長西原春夫さんに聞く
<お便りありがとう!>
★名古屋市のゲンさん
北京で開かれた世界ロボット大会2021の話題、面白かったです。ゴミの分別をサポートしてくれて、声で訊けば声で答えてくれるロボットがいるのですね。燕さんがロボットに質問したので、私はラジオの前で、思わず「ナマゴミデス」と、抑揚のない日本語で答えてしまいました。
中国の大学生のアンケートで、卒業後10年以内で年収1700万円を望んでいるって、目が飛び出ます。つい先日、環球時報英語版で、ストレス、トラブル、経済的困難で、「横たわり族」になった若者を紹介していたのを、日本のメディアが報道していました。まぁ、両極の姿でしょうが、若い人達の未来が安寧であってほしいと願わずにいられません。
車椅子テニスの董ヘッドコーチのインタビュー後半は、国を背負ったコーチの重圧は凄い物でしょうね。帰国後のホテルでの隔離生活で、今回の総括をされているとか、本当に30年間テニスに心血を注いでこられたのだなぁと、その真摯な姿に心打たれました。話しの合間の「カーン」っていう音声はラケットでボールを打つ音ですか? 面白かったです。
今では国際大会に出場できるレベルの選手が100人とは。董さんのたゆまない努力が滲んでいる数字でしょうね。そして悲願の一站一坐のテニス、実現したら素晴らしいですね。特に開会式や閉会式の印象を語る董さんの声が明るかったのが印象的でした。身障者の、更なる社会進出を夢見る董さんに、私からも祝福を送りたいと思いました。
★宮崎県のD.Dさん
北京の世界ロボット大会から、私達の想像以上にAI化・ロボット化のスピードが早いかもしれませんね。大学生の就職も時代を反映していますが、AI化同様コロナ渦やアフターコロナの時代の変化の中にあると感じます。
インタビューの車椅子テニス・董福利ヘッドコーチ。前回、火曜ハイウェイで聴いて東京パラリンピックTVで応援していました。大会の裏話や競技スポーツのみならず障害者に広くスポーツをとの話も印象的。今後のご活躍を祈っています。
★東京都の三輪徳尋さん
多くの若者がスキーに出かけていたブームが少し過ぎた頃、スキー場には、バイスキーを使って楽しんでいる人を良く見かけました。誰しも、スキーでもスノーボードでもバイスキーでも、使っている道具が異なるだけでゲレンデを滑り降りることに何も違いがなく、下手はヘタなりに障害のあるなしにかかわらずに誰しもが転んで雪まみれになって、障害のあるなしに関係なく、上手な人は転んだ人を交わしてさっそうと滑り降り、当然、障害の有無に関係なく、滑るよりもクラブハウスで飲んでいたほうが楽しいという人もいて、「良く寒いのに頑張るな〜!」という感想も違いなどなかったことをなんとなく思い出しました。
私がスポーツにほとんど関心がないために、多くのパラスポーツも、普通のスポーツと同じ様に、スキーのように道具の違い程度のことと考えていたのですが、多くのスポーツでは、障害の有無でフィールドもルールも大きく異なることがあり、多くの競技で健常者と障害者が一緒に競技できるように接点を作っているようですが、「パラスポーツ」と違う異なるカテゴリーのスポーツと言われてしまうのだと今回のパラリンピックの中継など見ながら改めて意識してしまいました。
少し意識して考えればわかることだったのかもしれませんが、スポーツと無縁な私は、今日のインタヴューを聞き、障害の有無などを意識することなく同じフィールドで、同じルールのもとで楽しめるスポーツは決して多くないということに気付かされました。
障害の有無などを意識することなく一緒にスポーツ出来たほうが楽しいのだろうとスポーツ音痴の私にも理解できます。障害の有無が、壁にならないようにすることは簡単なことなのか、難しいことなのか、スキーの知識しか無いので、解らないのですが、スキーでは意識せずに楽しめました。今回のテニスのように、障害を意識することなく共に楽しめるスポーツが他にもあり、私が知らない新しいスポーツなどもあるのだろうと思います。無責任に言うと、どのようなことであっても、障害の有無を「気にしない」ことが良いのかもしれません。
【実りの秋】2021年9月19日 甲府市にお住まいの神宮寺敬さん(101歳)から
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