北京
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新型コロナ感染対策を支援するために昨年、中国各地から湖北省武漢市に派遣された医療従事者が先週末、武漢大学での花見に招待されました。昨年の初め、感染状況が最も深刻な武漢を支援するため、各地から医療従事者4万2000人余りが派遣されました。政府と市民、一丸となって対応したことによって、武漢ではコロナが収束し、昨年5月18日以降、新規感染者は報告されていません。感謝の気持ちを込めて、武漢の桜の名所として知られる武漢大学は各地の医療従事者を花見に招待しました。先週末、1万2000人余りの医療従事者が桜を鑑賞し、共に新型コロナと闘った友人との再会を楽しみました。
武漢支援の医療従事者が武漢大学で桜のお花見
そんな中、CRI日本語放送からAちゃんをはじめスタッフ4人が武漢に取材に出かけました。武漢の桜のほか、昨年のコロナ大流行期間に医療関係者にコーヒーを無料提供していた店、仮設病院の雷神山病院、武漢でカレー屋を経営している日本人などを訪ねる予定です。現地の様子を日本語放送のホームページやスマホ向けのアプリ「KANKAN」、ツイッター、フェースブックの公式アカウント上で随時配信しますので、ぜひご注目ください。
さて、今週の番組のメニューです。
▼全人代・政協会議で話題になった教育関連の提案
▼【CRIインタビュー】比較の視点から読み解く中国の民法典~JICA長期専門家・白出博之さんに聞く(上)
弁護士で、日本国際協力機構(JICA)の中国駐在長期専門家の白出博之さんに中国の民法典に関する入門講座をお願いしました。シリーズ1回目は、比較法の視点から読み解く中国の民法典についてです。
北京スケッチ(黄砂でも白木蓮が咲き誇る/3月16日 平文智撮影)
<お便りありがとう!>
★東京都の三輪徳尋さん
毎年、全人代・政協の「政府活動報告」で、生活に根付いた身近な問題も多く検討され、今年も「春節連休を増やして欲しい」「賃貸で一人暮らしの若者へのケア」「一人っ子世代の親世代が養老対策」などなど、本当にすべての人、特に社会的弱者のことを強く意識した問題の討議が多くなされていることは、対外政策や経済について大所高所の議論ばかりではなく、「人民中心」の思想が基礎になって政策を打ちだそうとする共産党の意思が強く表れているのもと思います。
今年の「政府活動報告」では、551万人の貧困層を救うというとても大きな目標を達成したことが報告され、さらに農業の安定発展と農民の増収を促進することで、貧困脱却した地域の発展を図ることが示されたことも社会主義がもつ本来の理想を大切にしていることの一つだと思いました。
★宮崎県のD.Dさん(ラジオネーム)
旬の話題では全人代での提案、春節の休日延長の希望は広大な中国ならではの事情もありそうですね。また一人暮らしの若者や高齢者のサポート等は、日本社会でも同様な課題と感じますね。
そしてインタビューの方錦龍さんの琵琶演奏が素晴らしかったですね。伝統的な琵琶の音色に、現代の世界中の人々を魅了するであろう見事な演奏で聴き惚れますね。曲やインタビューを聴きながら、ふと”東洋のアイデンティティー”も考えさせられました。
★名古屋市のゲンさん
方錦龍さんは、インターネットの春節の夕べで視て、衝撃を受けましたが、今回もたっぷりうっとり5弦琵琶の演奏を聴かせてもらいました。琵琶という漢字に「王が四つ」あることにも、初めて気付きました。ラジオだと特に、方さんの指って20本くらいあるんじゃないかと思っちゃいます。特に5本琵琶の世界の楽器、曲の弾き分けには、心を奪われました。一度ぜひぜひ生演奏を聴いてみたいです。
★高知県四万十市の杉村和男さん
中国国内では、マスクが来年春には外せるだろうという張伯礼院士のコメントが紹介されていました。一年前、日本で新型コロナ感染拡大の始まった頃には、マスクの買い占めが起こり、マスクが品切れになる店が続出し、なかなか手に入れることが出来ませんでした。今では、薬局どころか、衣料品店、書店など、どの店に行ってもマスクが並んでおり、もはやファッションの一部になった感さえ、有ります。たとえ、コロナウイルスが収束しても、マスクは重要な防災グッズであり、そういう意味では、新型コロナから得た教訓も多く有ります。
琵琶演奏家方錦龍さんの、インドの民俗楽器シタール、スペインのフラメンコ・ギターなど、いろいろな楽器にそっくりな音色を出されているのには驚きました。琵琶と言うと、日本でも大変な人気だった、女子十二楽坊を思い出します。古典楽器と電気楽器との融合が逆に新鮮で、よく聴いたものです。日本のヒット曲も数多く手がけていましたので、大変親しみが感じられました。
方錦龍さんの奏でる5弦の琵琶やエレキ琵琶は、音楽の表現力、可能性を更に大きく広げるものでしょう。今後も、これまで琵琶では出せなかった音色や、琵琶で演奏されることの無かったような様々なジャンルの音楽を聴かせてくれるのか、とても楽しみであり、興味を持ちました。また、音楽を通して、中国、日本との交流の深まることを期待しております。
高知県宿毛市にある楠山公園のウメ。公園を橋の上から眺めたものです。(2月22日 杉村和男さん撮影)
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