エジプトを訪問中の中国シリア問題特使・解暁岩氏は22日、カイロで、国内外の報道機関に対して、「シリア問題の政治的解決は唯一の現実的選択だ」と強調しました。

　解特使は「国際社会はシリア人民の根本的な需要と希望の立場から、和平交渉により一層働きかけることを通じて、各側を対話と交渉による解決の軌道に呼び戻す必要がある」との見方を示しました。また、各側に緊迫情勢を緩和する行動を取るよう求めました。

　さらに、「中国は、いかなる国や組織、個人が、いかなる状況においても化学兵器を使用することに断固反対する。シリアの化学兵器使用疑惑について、全面的、公正的、客観的、透明的、専門的な調査を行い、事実に基づいた判断を下さなくてはならない。そして、その調査から得た結論が歴史と事実の検証に耐えられるものでなくてはならない」との中国政府の立場を示しました。（朱　星）