中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席である習近平国家主席と中国共産党中央政治局常務委員である李克強首相、党中央政治局常務委員の王滬寧中央書記処書記、党中央政治局常務委員の趙楽際中央紀律検査委員会書記、党中央政治局の韓正常務委員が8日午前、第13期全国人民代表大会（全人代）第1回会議の、各地方の代表団の審議に出席しました。

　この日は国際女性デーであることから、習近平氏は党中央を代表し、女性の全人代出席者や政治協商会議委員、各民族や各界の女性に対して、お祝いのメッセージを伝えました。

　そして習近平氏は、山東省代表団の審議で、「農村振興戦略の実施は第19回党大会で打ち出された大きな策である。農家の願いを十分に尊重し、より良い暮らしを願う気持ちを農村振興の原動力として、農家の根本的な利益を確保してともに豊かにしていくことを出発点や目標としていく」と述べました。その上で、海洋強国を作ることにも触れ、「世界トップレベルの港や近代的な海洋産業システム、持続可能な生態環境の構築を加速すべきだ」と指摘しました。

　また李克強氏は、遼寧省代表団の審議で、「党中央と国務院による東北振興政策に基づいて、改革開放を推進する中で経済成長の勢いを保ち、省全体を振興させてモデルとなり、東北地区の振興を支えていくよう期待する」と述べました。（鵬、森）