20180308news4
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劉永富国務院貧困扶助開発指導グループ副リーダー兼事務局長は7日、全人代の記者会見で、「これまでの5年で、中国の貧困人口は6800万人以上減少し、貧困撲滅史上で最も素晴らしい実績を遂げた。この先も貧困の深刻な地区への扶助を拡大し、2020年までに絶対貧困人口ゼロの目標を実現する」と述べました。
劉主任の紹介によりますと、5年前の2012年末、中国にはなお9900万人の貧困人口が存在しましたが、この数値は去年末には3000万人ほどまでに減少しているということです。
他にも、李克強首相が全人代で行った政府活動報告では、「中国の貧困撲滅の戦いは目を見張る進展を遂げ、この5年で貧困人口は6800万人以上も減少し、貧困の発生率も10.2%から3.1%まで下がった」としています。
しかし、チベット自治区や雲南省、四川省、青海省、甘粛省、新疆ウイグル自治区などには、まだ大量の貧困人口が存在しています。去年、中国では『深度貧困地区の貧困脱出堅塁攻略戦に関する実施意見』が発表され、貧困の深刻な地区における貧困撲滅作戦について全面的指示を行いました。
なお、胡静林財政次官も同日、貧困扶助に必要となる大量の財政出動について触れ、「この先数年の中央政府の貧困扶助への資金投入は通常を上回る規模を予定している。これからも投入を拡大していく」と述べ、今年は中央財政からの貧困扶助予算として1061億元の投入が予定されているとしました。こうした予算は3年連続で毎年200億元以上の上乗せが行われています。(Lin、む)
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