有人深海探査艇「蛟竜号」が4日、雨の中で潜航を行いました。水深4187メートルの海底で2時間作業を行い、中国大洋38次第三航行区間ヤップ海溝での初の潜航を終えました。
「蛟竜号」は今回、航行に際し初めて雨に遭遇しました。今回はエンジニアリング点検のための潜航となり、深海探査艇の技術状況の全面確認や、機能テストのほか、玄武岩サンプル5個、近海底の海水16リットル、沈殿物サンプル9管、海綿動物4匹、クモヒトデ1匹を採取し、環境バロメーター測量を行ったほか、大量の海底ハイビジョン映像素材も収録したということです。
本区間の現場指揮部門によりますと、5日からヤップ海溝で2回目の潜航を行い、水深5300メートルにまで潜ることが予定されています。2回目の主なミッションは海底への接近観察、海底に生息する生物と海底地形の撮影、マルチパラメータセンサーの使用による環境パラメーター測量、近海底層での海水採取、大型生物、沈殿物と岩石サンプルの採取、状況に応じ、固定装置を使った生物採集も行うということです。(Yan、む)
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