スウェーデンのメディアが7日伝えたところによりますと、首都ストックホルム中心部の繁華街で、トラックが人ごみの中に突入するテロ事件が発生し、少なくとも4人が死亡、15人が負傷しました。警察はすでに2人の容疑者を逮捕したということです。

　事件の犯人は、貨物を配送中のトラックから荷物を降ろし、運転手に気づかれることなくトラックを盗んだ後、ストックホルム有数の繁華街にある歩行者天国・ドロットニングガータン通りの人ごみに速度を上げて突入し、デパートに突っ込みました。

　事件の発生を受けて、警察は現場付近を封鎖し、市民を退避させるとともに、中心部に立ち入らぬよう呼びかけました。市内では地下鉄全線が一時運休となりました。

　スウェーデンのロベーン首相は当日夜の記者会見で、「あらゆる要素が、これがテロであると示しており、その目的である恐怖と混乱をもたらそうとしていることが分かる」と指摘し、テロ事件を強く非難しました。

　また、国連のグテ―レス事務総長は7日、報道官を通じて声明を発表し、今回のテロ事件を非難しました。（ZHL、謙）