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国連事務総長、「人権問題の概念は一体を成す」

2017-02-28 13:58:25     cri    

 国連のグテーレス事務総長は27日、「人権のコンセプトは互いに依存し、分割できない一体を成すもので、国際社会は経済、社会、文化の権利と同様に重視しなければならない」との考えを示しました。

 グテーレス事務総長はこの日に開幕した国連人権理事会第34回会議で挨拶し、「持続可能な開発のための2030アジェンダは全ての国に対して、人権促進のためのよいプラットフォームで、その中心は『発展権』だ」として、「この枠組み内で各国は人々の教育、居住、食料及び就職など、各経済権利の平等を得ることに努力しなければならない」と述べました。

 グテーレス事務総長はまた、「各国は人権問題で公正的な立場に立って、二重基準を避けなければならない」として、世界は人権問題を「政治的道具」にするのではなく、そこに「実質的な投資」をしなければならないとしました。

 さらにグテーレス事務総長は、「今日の世界は不確定要素が多くなっている。各種衝突及びテロリズム、暴力過激主義などは、人権問題と互いに結びつき、因果関係を持っている」として、「当面の世界が望む各種危機を解決するためには、歴史経験を生かし予防を第一にして、危機の裏にある根本的な問題を見出し、解決することに力を入れるべきだ」と述べました。(ヒガシ、星)

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